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【コラム】ドラマが起こるラストイニングの攻防

 「野球は9回2アウトから」という〝格言〟が球界にはあるが、確かに最終盤に試合が動くのが野球の醍醐味だ。そこでドラマの主人公を今季、2度演じたのが東京ヤクルトの鵜久森淳志だ。4月13日中日戦(神宮)、2対2の同点で迎えた9回裏、二死三塁で背番号91が代打で登場した。「自分で決めてやる」。中日3番手・佐藤優が投じた2球目。内角低めの144キロ真っすぐを振り抜くと、左前へのサヨナラ打となった。開幕3戦目、2日の横浜DeNA戦(神宮)で代打サヨナラ満塁弾を決めた男が、連敗を6で止める貴重な一打を再び放った。

 同日、巨人対広島東洋(東京ドーム)でも9回にドラマが起きた。1点ビハインドで迎えた広島東洋の攻撃だ。巨人のマウンドには守護神・A.カミネロ。その初球だった。156キロの剛球を先頭の代打・松山竜平が完璧にとらえると打球は一直線で右翼席へ。試合を振り出しに戻すと、広島打線の勢いが止まらない。丸佳浩の2点適時打、石原慶幸の3ランなどでさらに6点を追加。一気に11対5として、10連勝(1分けを挟む)を達成した。「今はチームが負ける気がしない」(松山)。首位を快走する広島の強さが垣間見えた最終回の攻撃だった。

 翌14日には2試合のサヨナラゲームが飛び出した。中日対巨人(ナゴヤドーム)では延長12回裏、二死二、三塁から中日のA.ゲレーロが来日初のサヨナラ打を左前へ(3対2)、そして横浜DeNA対東京ヤクルト(横浜)では延長10回裏、一死三塁からの三ゴロに横浜DeNAの三走・関根大気がギャンブルスタートを決めてサヨナラ勝利に導いた(4対3)。サヨナラゲームではないが千葉ロッテ対埼玉西武(ZOZOマリン)では9回表、1点ビハインドから埼玉西武のE.メヒアが劇的な逆転2ラン(3対2)。助っ人大砲がパワーを見せつけた。さらに16日の東北楽天対北海道日本ハムでは9回裏、東北楽天がZ.ウィーラーの中前打で追いつき、10回裏に代打・聖澤諒のサヨナラ適時二塁打でパ・リーグ一番乗りの10勝目を飾った。

 一方、9回にドラマを起こさせないために断を下したのは横浜DeNAのA.ラミレス監督だ。16日の東京ヤクルト戦(横浜)、開幕から不安定な投球が続いていたクローザーの山﨑康晃を7回、セットアッパーのS.パットンを9回のマウンドに送った。配置転換が見事に決まり、横浜DeNAは6対3で勝利。ラミレス監督は今後、この新勝利の方程式で戦うことを明言。「野球は9回二死から」と相手に言わせないために最善の策を取り、悲願のリーグ優勝を狙う。

【文責:週刊ベースボール】