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東日本大震災復興支援事業「NPBベースボールフェスタin福島」を南相馬市で開催

 一般社団法人日本野球機構(NPB)は、東日本大震災復興支援事業「ベースボールフェスタin福島」を、12月9日(土)に福島県の南相馬市スポーツセンターで開催しました。

 本事業は、福島県内在住の小学生、または震災により移転・転校を余儀なくされた小学生を対象に、プロ野球選手と一緒に簡単なゲームなどを通じて体を動かすことで、運動を楽しむ機会を子どもたちに提供することを目的に2014年より福島県内各地で開催しており、今回が4回目となります。

 当日は、県内外より242名の小学生が参加し、12球団の選手12名とマスコットらと触れ合いました。オープニングセレモニーに引き続き、参加者全員での記念撮影の後には、色分けされた6チームでの対抗戦形式での綱引きや、フルーツバルーン対決、リレーなどのゲームを行い、優勝チームにはユニフォームなどが贈られました。

 昼食は炊き出しが行われ、選手・マスコットがカレーライスの配膳を行う際には、選手からも「野球やってるの?」「いっぱい食べてね」などの声もかけられ、子どもたちとの交流を積極的に楽しんでいました。

 また、昼休みにはマスコットのサイン会や参加選手によるトークショーが行われ、会場は大いに盛り上がり、小学生から「うまく投げるにはどうしたらよいですか?」、「遠くに飛ばすにはどのような練習をすればいいですか?」など野球に関する質問が出た際には、「三度のご飯よりシャドーピッチングをするくらい練習してほしい」、「ロングティーを打つことで力をつけることができました」など真剣な表情でアドバイスを送っていました。

 午後は選手からユニフォームやバット、練習着など豪華なグッズが当たるプレゼント抽選会を実施、当選者は一足早いクリスマスプレゼントに興奮を隠しきれない様子でした。

 イベントの最後には選手を代表して、阪神タイガースの石崎剛選手から「今日は皆さんから元気をもらったので、来シーズンは僕たちが頑張って皆さんに元気になってもらいたいです」というメッセージが送られ、大盛況のうちにイベントを無事終えることが出来ました。

 NPBとプロ野球12球団は、今後も各地で復興支援事業を継続して実施していく予定です。