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【セCSファイナルS展望】公式戦とは「別のチーム」となった巨人、勢いのある相手に広島は前半で大勢を決めたい

 クライマックスシリーズ(CS)ファイナルステージの相手となる巨人は、菅野智之の快投、さらには高橋由伸監督の吹っ切れたような采配と、非常にいい形でファーストステージを勝ち上がっており、レギュラーシーズンで17勝7敗1分け(マツダスタジアムでは9勝2敗1分け)と圧倒しているとはいえ、広島としても「別なチームとの戦い」というぐらいに気を引き締めて臨む必要があるだろう。

 広島としては、絶好調の菅野の先発試合(第3戦か第4戦と予想される)を、少なくとも王手をかけて迎えたい。そのためには、まず第1戦、第2戦の先発が予想される大瀬良大地(今季対巨人2勝1敗、防御率2.25)、ジョンソン(今季対巨人2勝0敗、防御率3.50)の両輪がいったん巨人の勢いをしっかりと止める必要がある。第3戦、第4戦は野村祐輔、九里亜蓮の先発が予想されるが、第5戦以降にもつれ込むようだと、先発投手が苦しくなることが予想され、そういう意味でも、シリーズ前半で大勢を決めてしまいたい。

 攻撃陣のほうは、ほぼペナントレース中と同じ顔ぶれで臨むことができそうで、 田中広輔、菊池涼介、丸佳浩、鈴木誠也ら主力選手がしっかりと調整して臨むことができれば、それほど心配する必要はないはずだ。

 昨年はペナントレースの終了からファイナルステージ第1戦まで2週間以上日程が開いたが、今季は10日後となっているので、昨年ほどに実戦勘を狂わせる心配はないと見る。

 一方、これ以上ない勝ち上がり方で3位からファイナルステージ進出を決めた巨人。ヤクルトと争ったファーストステージ。その第1戦は、攻守に小刻みに動いたベンチワークの勝利だったと言える。

 中でも継投だ。5回二死二塁の場面では好投の先発・今村信貴から経験豊富な上原浩治にスイッチ。ベテランも好救援でこの起用に応えてみせた。8回頭からはクローザーの山口俊を投入して勝利への執念を見せたが、イニングをまたいで6者連続斬りの右腕も見事。マシソンとカミネロの故障離脱などもあり、レギュラーシーズンでは不安のあったブルペン陣に明るい話題だ。

 翌第2戦はエース・菅野の独壇場。CS史上初のノーヒットノーランもさることながら、こちらはレギュラーシーズンから先発では4試合連続完封と絶好調だ。ファイナルステージでは中5日、第4戦での登板が濃厚で、セ・リーグ王者にプレッシャーをかける。重要なのは第4戦までに先発起用が予想されるメルセデス、田口麗斗、今村の左腕トリオ。2勝2敗(広島のアドバンテージ1勝含む)で菅野につなげられれば、おもしろい。

 吉川光夫、野上亮磨も中継ぎ待機で場合によっては早い回からの起用も考えられる。骨折から復帰のヤングマンもおり、先発&ロングリリーフの質、量では広島を凌駕する。投手力こそがCS突破のカギを握るだろう。

 打線はファーストステージ2試合で4本塁打と好調をキープ。個の力ももちろんだが、第1戦では走者一塁からヒットエンドランで1点を奪うなど、レギュラーシーズンは動きの少なかったベンチワークも冴えた。チームは高橋監督退任決定により「監督と1試合でも長く」を合言葉に1つにまとまっている。勝率5割切りで3位に沈んだチームとは別物と考えたほうがいいだろう。

【文責:週刊ベースボール】