セントラル、パシフィック両リーグが制定する月間「スカパー!サヨナラ賞」(協賛:スカパーJSAT株式会社)の7月度受賞選手が決定いたしました。
受賞選手には、スカパーJSAT株式会社よりトロフィーと賞金30万円が贈られます。
7月30日(火)阪神甲子園球場で行われた対中日ドラゴンズ15回戦、5対6の1点ビハインドで迎えた9回裏無死。同点のランナーを1塁に置いて、来日4試合目の新外国人ソラーテ選手が、この試合2本目となるレフトポール直撃の逆転サヨナラ2点本塁打を放ち、4時間を超える両チーム計30安打の乱打戦に終止符を打った。
阪神は、1対2と1点ビハインドで迎えた5回裏、この日の主役であるソラーテ選手が球団通算8000号となる来日第2号の2点本塁打を放ち逆転に成功。その後も点を取り合うシーソーゲームの展開の中、中日リードの5対6で9回裏を迎える。先頭の1番近本選手がこの試合4本目のヒットでチャンスメイクすると、ソラーテ選手が打席に立ち、中日・岡田投手の初球を豪快に振り抜くと打球はレフトポールを直撃。この日2本の本塁打を含む4安打4打点で大活躍の新助っ人は、終始本拠地・甲子園を大いに沸かせ、阪神ファンの心をわしづかみにした。
阪神からの受賞は、5月度の髙山選手、6月度の原口選手に続き、3カ月連続。同一球団の3カ月連続受賞は2013年9月~2014年5月の広島東洋に並ぶ最長記録。同一シーズンでは初となった。
中村選手は、7月19日(金)メットライフドームで行われた対オリックス・バファローズ13回戦、4対4で迎えた延長11回裏1死走者なしの場面で打席に立つと、放った打球はレフトスタンドへ飛び込んだ。チームを今季4度目のサヨナラ勝利へ導いた劇的な一打は、自身通算400号となるメモリアル本塁打となった。
この試合、埼玉西武はオリックス先発の山本投手に対し、7回まで相手の失策による1点しか奪えず苦しい展開。劣勢の1対4で迎えた9回裏、クローザーのディクソン投手から安打と四球でチャンスを作ると、金子侑選手が値千金の3点本塁打を放ち、土壇場で同点に追いつき試合はこのまま延長戦へ突入する。
迎えた延長11回裏、この回からオリックスのマウンドには増井投手。1死となり、打席にはこの日5打席目の中村選手。カウント2-1からの4球目を打ち返すと、打球は西武ファンで埋まるレフトスタンドへ飛び込む劇的なサヨナラ本塁打となり、同時にプロ野球20人目となる通算400号を達成した。個人通算400号本塁打をサヨナラで達成するのはプロ野球史上初。スカパー!サヨナラ賞は2015年7月度以来自身2度目の受賞となった。