セントラル、パシフィック両リーグが制定する月間「スカパー!サヨナラ賞」(協賛:スカパーJSAT株式会社)の9月度受賞選手が決定いたしました。
受賞選手には、スカパーJSAT株式会社よりトロフィーと賞金30万円が贈られます。
ソト選手は、9月19日(木)横浜スタジアムで行われた対広島東洋カープ25回戦、8対8で迎えた延長11回裏無死1、2塁の場面で、左中間に飛び込むサヨナラ3点本塁打を放ち、7点差をひっくり返す大逆転勝利の立役者となった。
横浜DeNAは、7点ビハインドで迎えた6回裏、宮﨑選手の安打と筒香選手の死球で好機を作り、まずはソト選手がこの試合一本目となる3点本塁打を放ち、反撃の狼煙を上げる。その後も連続安打と四球で満塁にすると、代打梶谷選手のグランドスラムでこの回一気に同点に追いつく。8回表に本塁打で1点を失うも、その裏再び梶谷選手のタイムリー2塁打で同点に追いつく驚異の粘りで、8対8のまま延長戦へ突入した。そして迎えた11回裏、先頭のロペス選手が安打で出塁し、続く桑原選手が死球でつなぎ無死1、2塁の絶好のチャンスを作ると、次打者のソト選手が見事に期待に応え、この試合2本目、今シーズン第42号となるサヨナラ3点本塁打を放ち、3位広島東洋に2.5ゲーム差をつける価値ある一打を放った。この日のソト選手は2本の本塁打を含む3安打・6打点と大当たり、9月は10本塁打・22打点と月間リーグ2冠の活躍で、チームのシーズン2位(CS本拠地初主催)に大きく貢献した。
メヒア選手は、9月20日(金)メットライフドームで行われた対東北楽天ゴールデンイーグルス21回戦、3対3で迎えた9回裏1死1塁の場面で代打に立つと、放った打球は左翼へ高々と舞い上がりスタンドイン。激しい優勝争いを繰り広げるチームを救う劇的なサヨナラ2ランは、自身初のサヨナラ本塁打となった。
この試合、埼玉西武は6回裏に集中打で3点を先制するも、7回表に好投していた先発松本航投手が東北楽天打線につかまり、3点を返され試合は同点に。その後両チームとも救援陣が得点を許さず同点のまま9回裏を迎えた。
9回裏、この回から東北楽天のマウンドには守護神の松井投手。先頭の山川選手がレフト前ヒットで出塁したが、スリーバント失敗で走者を送れない。悪い流れになりかけたところで打席には、今シーズン松井投手と3打数2安打と相性抜群の代打メヒア選手。4球目の直球を思いっきり振りぬくと打球は埼玉西武ファンの待つレフトスタンドへ飛び込んだ。メヒア選手は9月14日(土)の対千葉ロッテ戦においても、10回裏にサヨナラタイムリーを放ち1週間で2度目のサヨナラ打を記録。今季は主に代打としての起用が多い中、ペナントレース最終盤の大事な試合で勝負強さを発揮し、一振りでチームを勝利に導いた。スカパー!サヨナラ賞は初の受賞となる。