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【パCSファイナルS回顧】5試合で計44得点。西武投手陣を粉砕したソフトバンクが球団初の2位から日本シリーズへ

 クライマックスシリーズ(CS)ファーストステージで日本ハムを2勝1敗で下した2位・ソフトバンクと王者・西武の対決となったCSファイナルステージ。西武はレギュラーシーズン、メットライフドームでソフトバンクに9勝3敗と大きく勝ち越しており、優位な展開に持ち込むかと思われたが、ソフトバンクが西武を圧倒した。

 まず第1戦。西武はエース・菊池雄星を先発マウンドに送ったが、左腕対策としてソフトバンクの工藤公康監督は右打者の川島慶三を一番、西田哲朗を八番に起用。この策が的中した。1対2と逆転を許した後の4回、二死一塁から西田が右前打でつなぐと甲斐拓也は四球を選んで満塁。ここで打席には川島だ。内角に切れ込んできたスライダーを巧みにとらえ、左前へ逆転2点適時打を放った。この回、さらに3点を追加したソフトバンク。エースを巧みに攻略して10対4と大勝を果たした。

 第2戦は先発・ミランダの乱調もあり、5対13と大敗したソフトバンクだが、第3戦でふたたび猛打を見せた。3回、一死二、三塁で上林誠知が榎田大樹のカーブにうまく反応し、右翼席へたたき込む先制3ラン。さらにこの回1点を追加し、4回にはまたもや上林の適時打などで3点を加えた。7対0。大量リードとなったが、4回裏、西武は山川穂高がソロ本塁打を左翼席へ放り込み、反撃ムードが出てきた。しかし、それをタカ打線はすぐに押しつぶす。5回。グラシアル、柳田悠岐らの適時打が飛び出し一挙5得点。勝負を決めた。上林はあわやサイクル安打となる3安打6打点の活躍。ソフトバンクは15対4と西武に圧勝した。

 西武の1勝のアドバンテージを含めて2勝2敗。星取り上は五分となったが勢いはソフトバンクにあった。第4戦。初回、西武先発の今井達也から柳田が先制2ランを放つと、2回には甲斐が2ラン。ソフトバンクが序盤で試合の主導権を握ると7回には2点を加えた後、内川聖一がダメ押しの2点適時打。これで8対2とすると、そのまま試合は終わった。

 ソフトバンクが3勝2敗と王手をかけて迎えた第5戦。このシリーズは第4戦まで先制点を奪ったほうが勝っている。その“勝利の法則”をつかんだのはソフトバンクだった。初回、西武先発・ウルフの初球を上林がとらえると右中間を破る二塁打。続く明石健志は死球、グラシアルは意表を突くセーフティーバントを決め、無死満塁とし、柳田が適時二塁打を放っていきなり3点を先制した。4対3で迎えた8回には二死一、二塁から上林が適時2点三塁打を放ったが、これも大きかった。西武は9回、二死から中村剛也がソロ本塁打を左翼席へ運んで1点差まで詰め寄ったが、最後は森唯斗が森友哉を二ゴロに抑えゲームセット。ソフトバンクが6対5で勝利し、4勝2敗でCSファイナルステージを制し、球団初のシーズン2位から日本シリーズ進出を決めた。

 ソフトバンクは西武投手陣から5試合で計44得点。打率.450、2本塁打、8打点でMVPを獲得した柳田が中心となって西武投手陣に襲い掛かった。だが、工藤監督は「われわれの目標は日本一。ここで喜んでいるのではなく、日本一になって本当の喜びになる」と広島との日本シリーズへ向けて、気を引き締めた。

【文責:週刊ベースボール】