• セントラル・リーグ
  • 阪神タイガース
  • 広島東洋カープ
  • 横浜DeNAベイスターズ
  • 読売ジャイアンツ
  • 東京ヤクルトスワローズ
  • 中日ドラゴンズ
  • パシフィック・リーグ
  • オリックス・バファローズ
  • 千葉ロッテマリーンズ
  • 福岡ソフトバンクホークス
  • 東北楽天ゴールデンイーグルス
  • 埼玉西武ライオンズ
  • 北海道日本ハムファイターズ
  • 侍ジャパン

日本野球機構オフィシャルサイト

マイナビオールスターゲーム2018

ゲームリポート

第1戦 2018年7月13日(金)
京セラドーム大阪

両軍計5本塁打が飛び交う空中戦!最後は連打と盤石リレーでパが勝利

 7月13日、2012年以来6年ぶりに京セラドーム大阪で「マイナビオールスターゲーム2018」第1戦が開催された。試合前には今年、野球殿堂入りした原辰徳氏、金本知憲氏、松井秀喜氏の表彰式が行われ、先輩たちの貴重なコメントに出場選手たちは表情を引き締め、満員の観衆からは拍手が送られた。

 徐々に熱気が高まる球場内。センターから先発出場選手がグラウンドに現れるなど、盛大なセレモニーで幕が開けると、セ・リーグは松坂大輔(中日)、パ・リーグは菊池雄星(西武)と、ともにファン投票で選出された両投手が“夢の舞台”の先発のマウンドへ。

 菊池は初回を三者凡退に斬ると、12年ぶり9度目の球宴出場となった松坂の登場に大歓声が沸き上がる。だが、パの一番・秋山翔吾(西武)が松坂の立ち上がりを一閃。フルカウントからの9球目のカットボールを右翼席に運び、昨年の第1戦に続く、球宴史上初となる2年連続の初回先頭打者弾でゲームを動かすと、以降もパは攻撃の手を緩めず。近藤健介(日本ハム)の中前打、中田翔(日本ハム)の死球で一死一、二塁とし、吉田正尚(オリックス)の中前打で1点を追加。さらに七番・森友哉(西武)も右翼席へ3ランをたたき込み、初回に2本塁打を含む4安打で5点を奪った。

 追うセも、すぐさま反撃に出る。2回表、一死から鈴木誠也(広島)がソロ本塁打を放つと、バレンティン(ヤクルト)が二塁打で続き、宮﨑敏郎(DeNA)が左翼5階席への特大2ランで3点を返す。3回表には、先頭打者の山田哲人(ヤクルト)が中前打で好機を演出すると二死三塁から四番・筒香嘉智(DeNA)が左中間への2ランを放って試合を振り出しに戻した。

 3回まで両軍計5本塁打が飛び出す乱打戦も、以降は両軍ともに無得点で試合は中盤へ。そんな中で、ゲームを動かしたのは、パだ。

 6回裏、セの3番手・ガルシア(中日)の3イニング目に集中打を浴びせる。一死から代打・外崎修汰(西武)、中村晃(ソフトバンク)の連打で一死一、二塁とし、代打・デスパイネ(ソフトバンク)が左前打で勝ち越しに成功。続く山川穂高(西武)にも中前適時打が飛び出し、リードを2点に広げた。

 再び追う展開となったセは、7回・森唯斗(ソフトバンク)、8回・内竜也(ロッテ)と、パ各球団のクローザーの前に、8回表に平田良介(中日)の遊ゴロ間に1点を返すのみ。最終回は地元・オリックスの守護神・増井浩俊に対して小林誠司(巨人)が二死から二塁打を放つも、最後は山田が遊ゴロに倒れて7対6でゲームセット。序盤の空中戦から一転、“連打”で勝ち越し、盤石リレーでつないだパが昨年の第1戦、第2戦に続き、3連勝を飾った。

 なおMVPは、本塁打を含む2安打3打点の森友哉が受賞。「めちゃくちゃうれしいです」と話し、第1打席の本塁打に対し「狙っていました」と笑顔を見せた。敢闘賞には、勝ち越し打を放ったデスパイネと、本塁打を放った筒香、鈴木の3選手が選ばれた。

マイナビオールスターゲーム2018 第1戦

2018年7月13日(金)
京セラドーム大阪 ◇開始 19:08 (2時間31分) ◇入場者 33,497

  1 2 3 4 5 6 7 8 9 H E
セントラル・リーグ 0 3 2 0 0 0 0 1 0 6 10 2
パシフィック・リーグ 5 0 0 0 0 2 0 0 X 7 14 0
バッテリー
[セ] 松坂(D)、メッセンジャー(T)、ガルシア(D)、東(DB) - 會澤(C)、小林(G)
[パ] 菊池(L)、山本(Bs)、ボルシンガー(M)、宮西(F)、森(H)、内(M)、増井(Bs) - 森(L)、甲斐(H)
本塁打
[セ] 鈴木(C)(2回ソロ 菊池)、宮﨑(DB)(2回2ラン 菊池)、筒香(DB)(3回2ラン 山本)
[パ] 秋山(L)(1回ソロ 松坂)、森(L)(1回3ラン 松坂)