聖地・名所150選

青森県大三沢リッドルスタジアム跡(現:三沢市公会堂)

エース・太田幸司(のち近鉄ほか)を擁し、1969年夏の全国高校野球選手権大会で準優勝を飾った三沢高で知られる青森県三沢市は、1958年8月31日までは大三沢町と言われていた。戦後は米軍基地が置かれ、1949年、当時米軍基地の維持管理司令官を務めていたリッドル(LIDDLE)中佐が、米軍従事者の厚生施設として球場建設を命令。6、7段の木製スタンドを備えた野球場が完成し、中佐の名前から「大三沢リッドルスタジアム」と命名された。大三沢に最初で最後となるプロ野球がやって来たのは2リーグ分立の1950年。9月27日に巨人、西日本、中日、広島のセ・リーグ4球団が集結し、変則ダブルヘッダーを行った。