聖地・名所150選

宮城県八木山球場跡(現:八木山動物公園フジサキの杜)

仙台の小間物商「紅久」の経営者である八木久兵衛が1929年、所有する土地一帯に球場を中心とした開発に私財約70万円の総費用を投じ、両翼100m、2万人を収容可能な立派な野球場を建設。宮城県に寄付すると「県営八木山球場」となった。1930年6月には三田・稲門野球戦(三田は慶大、稲門は早大)が開催。1931年には米大リーグ選抜対明大でルー・ゲーリッグらがこの球場でプレー。1934年の米大リーグ選抜-全日本選抜ではベーブ・ルースが2本塁打を放ったことで知られる。球場はのちに取り壊され、その跡地は現在、八木山動物公園となっている。2002年にルースの第1号本塁打の落下地点に当たるとされる場所に「ベーブ・ルース ここにホームランを放つ」の碑文パネルが設置され、銅像も建てられた。