聖地・名所150選

東京都日本野球発祥の地

1877年4月12日、東京開成学校と東京医学校が合併して、日本初の大学、東京大学が創立。1928年5月同地に竣工した学士会館旧館の正面玄関脇には1991年に「東京大学発祥の地」の石碑が建てられた。1872年、東京大学が、まだ第一大学区第一番中学といわれていた時代のアメリカ人教師ホーレス・ウィルソン(2003年に野球殿堂入り)が生徒たちに野球を教え、翌年、この地に運動場が整備されると本格的な試合も行われるようになった。同氏が教えた野球はその後全国に広まり、この地は「日本野球発祥の地」とされ、記念碑が設置されている。これは地球を模したボールを握る手の形をしたブロンズ製のモニュメントでボールには世界地図が描かれ、アメリカと日本を縫い目によって結ぶことで野球の国際化を表現している。