聖地・名所150選

東京都上井草球場跡

1936年、旧西武鉄道(現西武鉄道の前身)によって西武沿線の上井草に建設された東京初のNPB球団の専用球場。1937年の後楽園球場開場以降は試合数が減ったが、それでも東京セネタース戦をメインに戦前は83試合を開催している。球場の正面入口には東京セネタースの正式名称「東京野球協会」の略称「T.B.B.A」のロゴがついていた。戦後は神宮球場が進駐軍に接収されたため、1946年の東京六大学野球はここでリーグ戦を再開。一塁側スタンド上方に松の木がそびえる風情ある球場だった。その後、水道貯水池になり、閉鎖。杉並区はその上に野球場、体育館、テニスコートなどを設置した。現在は上井草スポーツセンターとなり、人工芝野球場が4面ある。