聖地・名所150選

東京都早稲田大学旧安部球場跡

1902年に戸塚球場として完成した早稲田大野球部のグラウンド。1908年米プロ選抜と早稲田大が対戦した際、大隈重信が日本野球史上初の始球式を行った。1925年には西早稲田に選手寮もできた(のちの安部寮)。1933年に夜間照明が完成し、日本初のナイターが行われている。1936年7月1日から7日まで、プロ野球の関東地区における初の試合(7球団によるトーナメント戦)も行われた。1949年に安部磯雄初代野球部長の逝去に伴い、その功績を顕彰し「安部球場」と改称。安部氏は1899年に東京専門学校の講師となり、1901年野球部を創部。1987年11月に全早慶戦を行い歴史に幕を下ろし、野球部は東伏見へ移転。跡地は総合学術情報センターに。安部磯雄氏、飛田穂洲初代野球部監督の銅像が今も学生を見守っている。