1974年、金沢市の西部緑地公園内に開場し、兼六園球場が閉鎖された後の石川県の球史を刻んだ。6基の照明塔は兼六園の灯籠を模してデザインされていて「X」の字になっている。プロ野球は1975年以降に石川県内最多の115試合を開催。1993年6月9日の巨人−ヤクルトでは、ヤクルトの新人右腕・伊藤智仁が快速球と鋭いスライダーで巨人相手にリーグタイ記録の16三振を奪うも、篠塚和典にサヨナラ本塁打を打たれ敗れた名勝負もある。夏の全国高校野球選手権石川大会のメイン球場でもあり、星稜高出身の松井秀喜(のち巨人ほか)が「僕の高校時代の思い出がたくさん詰まった球場」と話していたこともある。老朽化もあって現在、改築が検討されている。