聖地・名所150選

大阪府大阪スタヂアム跡(現:なんばパークス)

南海ホークスの本拠地として大阪の難波駅近くに1950年に完成した野球場。戦火の焼け跡の中に建てられ「昭和の大阪城」ともいわれた。関西の野球場では最も早い1951年にナイター照明も完備。主に南海の本拠地として使用され、1990年までに3049試合を開催した。限られたスペースに建設したこともあり、内野席の傾斜のきつさは有名だった。1955年には近鉄の武智文雄投手が大映戦でパ・リーグ初の完全試合を達成した。1979年の近鉄−広島の日本シリーズ最終戦では“江夏の21球”のドラマも生まれる。跡地は当初住宅展示場、その後、商業施設のなんばパークスとなり、施設内2階には当時の球場の位置に投手板とホームプレートが設置され、9階には「南海ホークスメモリアルギャラリー」がある。