聖地・名所150選

大阪府中百舌鳥総合運動場野球場跡(中モズ球場)

1938年に南海電鉄が建設した野球場。その後、陸上競技場、相撲場、球技場、卓球場、体育館、クラブハウスなども建設された。一軍公式戦は33試合行われているが、うち31試合は戦前の1リーグ時代とプロ野球の草創期を支えた。戦後は南海の練習場、ウエスタン・リーグの球場として使用され、選手寮もあった。終戦直後の食糧難の時代は鶴岡一人監督と選手らが合宿所付近の空き地に芋を植えて畑作業をして食料を確保して練習をしていた時期もあったという。南海が福岡ダイエーとなり、大阪から福岡に去った1989年からプロ野球での使用は無くなり、市民グラウンドとして利用された。2001年に老朽化により取り壊され、跡地にはマンションが建つ。敷地内に記念碑がある。中百舌鳥が読みづらいこともから球場正面には「中モズ球場」と掲げられていた。