聖地・名所150選

大阪府阪急百貨店大食堂(現:阪急うめだ本店)

終戦後、東京では鈴木龍二氏(のちセ・リーグ会長)らがプロ野球再開に向けた動きをしていたが、空襲による都心の被害が大きかったことやGHQの目も気にし、なかなか本格的なものにならなかった。そのような状況下で「早くプロ野球を再開させよう」と言ってきたのが、関西球団の関係者だったという。1945年10月25日、阪神、近畿日本(南海)、朝日、阪急の在阪4球団の幹部が、梅田の阪急百貨店八階食堂に集まり、プロ野球再興に向け協議を実施。その後、上京し、巨人、名古屋(中日)の6球団により11月6、7日、第1回の会合を開き、昭和19年で休止となっていた日本野球報国会を日本野球連盟として復活させ、東西対抗戦を開催する決議をした。