聖地・名所150選

兵庫県阪急西宮スタジアム跡(現:阪急西宮ガーデンズ)

1937年に開場した阪急のフランチャイズ球場。MLBのシカゴ・カブス、クリーブランド・インディアンスの本拠地の資料を元に建設され、日本初の2階席を設けるなど当時としてはモダンな作りだった。1978年には関西球場初の人工芝、1982年には初の電光掲示方式のスコアボードを導入と最先端を走り続け、外壁をオレンジに塗るなど上品でスマートな印象は今なお残る。グラウンド内にバンクを設置して野球のない日は競輪も併催されるという一面もあった。阪急がオリックスとなり、1991年に本拠地を神戸に移転すると、以後は主にアメフト会場となっていたが、2005年に解体。跡地にはショッピングセンターが建っている。1946年の戦後直後の全国中等学校優勝野球大会は全試合、1958年、1963年は記念大会として全国高等学校野球選手権大会が甲子園と併催で行われた。