聖地・名所150選

和歌山県和歌山県営球場(向ノ芝球場)跡(現:和歌山県立体育館)

1952年4月に和歌山県初のプロ野球公式戦松竹−名古屋が行われる。1955年10月の巨人−広島で、巨人の藤本英雄がプロ野球史上6人目の200勝を達成した。1950年にはスライダーを武器に日本初の完全試合を達成し、通算防御率1.90 (2000投球回以上)、通算勝率.697 など日本球界最高の成績をいくつも残す大投手だが、この時は既に体力も衰え、リードした試合を五回から登板し、最後まで抑えての勝利だった。藤本は同年、この1試合のみの登板で引退。1956年にはパ・リーグの高橋ユニオンズが春季キャンプを行った。紀三井寺球場建設に伴い1963年で閉場。跡地には和歌山県立体育館が建っている。