聖地・名所150選

鳥取県米子市営湊山球場跡

1990年に米子市民球場が完成するまで、鳥取県のメイン球場として利用された。かつての米子城の三の丸広場に造られ、ライトスタンドにせり出した石垣が特徴的な球場だった。1954年に鳥取県初のプロ野球を開催。以後6試合を開催した(1972年が最後)。高校野球では1964年、3年生エース・星野仙一(のち中日)を擁す倉敷商高がこの球場での東中国大会決勝戦で米子南高に敗れ、甲子園への夢が断たれている。高校野球の公式戦開催はその後、減っていったが、草野球や軟式野球、ソフトボールで使われ、長く市民に愛された。2006年に米子城跡が国の史跡に指定されたこともあり2020年9月で閉鎖。米子城跡三の丸広場として整備されている。