西鉄黄金時代の本拠地球場。春には1000本を超す桜が咲く鶴舞公園の一角にあった。1950年3月10日にセ・リーグ結成初戦となる開幕戦を下関球場と共に行っている。西鉄が1956年からいずれも巨人を破っての3年連続日本一となり、「神様、仏様、稲尾様」と崇められた稲尾和久や、中西太、豊田泰光らのスター選手を生んだ舞台である。1979年ライオンズが埼玉移転後も一軍公式戦が行われ、1989年福岡ダイエー(現ソフトバンク)誕生後、1992年まで使用されていた。外野席付近で、古代日本最大の国際交流の拠点「鴻臚館」が発見されたこともあり2008年にすべての施設が撤去された。お濠をへだてた大通りの脇に記念碑が設置されている。