創建当時には、現在の場所は相撲場があり、大相撲の本場所興行にも使用。1961年 4 月、学生野球専用球場として開場し、1963年に増改築。当時から21世紀型ボールパークのトレンドを導入していた。内野席の傾斜がなだらかで、高さ60cmの防球ネットが最前列にあるだけで。グラウンドが近く、視界を遮る物がなく、選手との一体感を得られた。更に内野席後方のコンコースも広く、一塁側から三塁側間を回遊しながら観戦することができた。また、世界でも珍しい「野球場兼ゴルフ練習場」でもあった。ゴルフボールが場外に飛び出さないように高さ48mの巨大なネットが圧倒的な存在感を持っていた。高校球児にとっても思い出深い場所で、2019年11月の東京都高校野球の秋季大会を最後に、約60年の歴史に幕を閉じた。プロ野球は1960年代にイースタン・リーグで使用し、1963年には全5球団が集結し開幕シリーズを戦った。2023年秋に解体され、跡地には新ラグビー場が建設される。