7月度の日本生命月間最優秀選手賞(月間MVP)は両賞を広島東洋カープ勢が独占しました。 投手賞には広島投手陣のキャプテン、黒田博樹投手が昨年5月に次ぐ2年連続3度目。 打者賞は7年目で、愈々充実のきざしが見える栗原健太選手が初受賞に輝きました。
7月はオールスターゲームが行われるため、試合数が例年少なくなります。 マーティ・ブラウン監督の考えがチームに浸透してきたカープはこの月を11勝10敗と中日ドラゴンズ(12勝4敗)に次ぐ月間2位の勝率で乗り切りました。 その投打の立役者の受賞です。
黒田投手は4試合に登板、完封1を含む月間最多の4勝(0敗)を挙げ、防御率も0.84とほぼ完璧の内容で文句無しの受賞でした。 月間防御率トップの横浜ベイスターズ・三浦大輔投手は勝ち星1で、阪神タイガース・福原忍投手ら候補に挙がった投手はいずれも3勝で黒田投手におよびませんでした。
栗原選手の打率は .305、月間首位打者の広島の先輩・前田智徳選手(打率 .348)らにはおよびませんでしたが、本塁打(7)、打点(19)の2部門でトップという堂々たる成績で、 中日・T・ウッズ選手、僚友、新井貴浩選手らを押えての受賞となりました。
カープの選手が両賞を占めるのは2000年4月に前田智徳、佐々岡真司両選手が受賞して以来6年ぶり6度目となります。 両賞独占は中日が過去6度記録し、6球団最多でしたから、広島はこれに並んだことになります。
選手名 | 球団 | 試合 | 打数 | 安打 | 本塁打 | 打点 | 盗塁 | 打率 | MEP |
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前 田 | (広) | 20 | 69 | 24 | 4 | 9 | 0 | .348 | 1 |
荒 木 | (中) | 17 | 67 | 23 | 0 | 7 | 3 | .343 | - |
T・ウッズ | (中) | 17 | 62 | 21 | 6 | 17 | 0 | .339 | 2 |
李承ヨプ | (巨) | 20 | 75 | 25 | 6 | 12 | 1 | .333 | 1 |
栗 原 | (広) | 21 | 82 | 25 | 7 | 19 | 0 | .305 | 1 |
新 井 | (広) | 21 | 82 | 23 | 3 | 17 | 0 | .280 | 1 |
投手名 | 球団 | 試合 | 完投 | 完封 | 勝利 | 敗北 | 奪三振 | 投球回 | 自責点 | 防御率 | MEP |
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三 浦 | (横) | 3 | 1 | 1 | 1 | 1 | 16 | 25 | 2 | 0.72 | 1 |
黒 田 | (広) | 4 | 1 | 1 | 4 | 0 | 30 | 32 | 3 | 0.84 | 3 |
福 原 | (神) | 4 | 0 | 0 | 3 | 0 | 19 | 27 | 4 | 1.33 | 2 |
ゴンザレス | (ヤ) | 3 | 0 | 0 | 3 | 0 | 21 | 23 | 4 | 1.57 | 2 |
朝 倉 | (中) | 3 | 1 | 1 | 3 | 0 | 15 | 22.2 | 4 | 1.59 | 1 |
黒田、栗原両選手の表彰式は8月11日(金) 広島-巨人戦(広島)の試合前に行います。
※セントラル野球連盟記念楯
※日本生命保険相互会社より賞金30万円ならびにトロフィー
以上が贈られます。