2006年度シーズンの最後となる、9月度の日本生命月間最優秀選手賞(月間MVP)は今季の覇権を競い、文字通り竜虎相譲らぬ戦いを繰り広げる中日、阪神両球団の選手が受賞に輝きました。 打者賞はタイロン・ウッズ選手、投手賞は安藤優也投手でした。
打者賞はドラゴンズの三選手による激しい争いとなりました。 月間最多の安打(40)を放ち、打率部門でも.404と9月度のセ・リーグをリードした荒木雅博選手、打撃三部門をバランス良く打ち続けた福留孝介選手とウッズ選手の競り合いでした。 その中で、T.ウッズ選手は本塁打(9)、打点(28)の二部門で月間トップとなり、タイガースとの首位争いの中で見せた、価値あるそして印象的な活躍が受賞の決め手となりました。
投手賞は多くの候補者の中から9月16日史上最年長でのノーヒット・ノーランを達成したドラゴンズ・山本昌投手とタイガース・安藤投手に絞られました。 山本投手は5試合に登板、ノーヒッターの1完封を含む3勝(0敗)を挙げ中日の首位キープに大きな役割を果たしました。 一方の安藤投手は登板4試合全てに勝利し、月間の最多勝、また月間防御率0.98もセ・リーグ投手のナンバー1で、ペナント争いで中日に肉薄するチームを牽引する大活躍でした。
T.ウッズ選手は昨年7月度以来通算3度目の受賞、安藤投手は初受賞となります。
選手名 | 球団 | 試合 | 打数 | 安打 | 本塁打 | 打点 | 盗塁 | 打率 | MEP |
---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|
荒 木 | (中) | 23 | 99 | 40 | 1 | 11 | 8 | .404 | 1 |
新 井 | (広) | 21 | 77 | 30 | 5 | 19 | 0 | .390 | 1 |
青 木 | (ヤ) | 20 | 84 | 32 | 4 | 12 | 7 | .381 | 2 |
福 留 | (中) | 23 | 86 | 32 | 8 | 25 | 3 | .372 | 3 |
前 田 | (広) | 20 | 60 | 22 | 7 | 16 | 0 | .367 | 1 |
関 本 | (神) | 21 | 70 | 25 | 2 | 6 | 0 | .357 | 1 |
T・ウッズ | (中) | 23 | 84 | 27 | 9 | 28 | 0 | .321 | 2 |
投手名 | 球団 | 試合 | 完投 | 完封 | 勝利 | 敗北 | 奪三振 | 投球回 | 自責点 | 防御率 | MEP |
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安 藤 | (神) | 4 | 2 | 1 | 4 | 0 | 22 | 27.2 | 3 | 0.98 | 2 |
ゴンザレス | (ヤ) | 4 | 1 | 0 | 3 | 1 | 29 | 30.1 | 5 | 1.48 | 2 |
杉 山 | (神) | 4 | 1 | 0 | 3 | 0 | 17 | 28 | 6 | 1.93 | 1 |
福 原 | (神) | 5 | 3 | 0 | 3 | 2 | 24 | 38 | 9 | 2.13 | 1 |
山本昌 | (中) | 5 | 1 | 1 | 3 | 0 | 22 | 35 | 9 | 2.31 | 1 |
ガトームソン | (ヤ) | 5 | 0 | 0 | 3 | 2 | 22 | 33.2 | 13 | 3.48 | - |
加 藤 | (横) | 10 | 0 | 0 | 3 | 1 | 9 | 11.1 | 4 | 3.18 | - |
T.ウッズ選手の表彰式は10月15日(日) 中日-横浜戦(ナゴヤドーム)の試合前に行います。
安藤投手の表彰式は10月12日(木) 阪神-中日戦(甲子園)の試合前に行います。
※セントラル野球連盟記念楯
※日本生命保険相互会社より賞金30万円ならびにトロフィー
以上が贈られます。