セ・リーグ5月度の日本生命・月間最優秀選手賞(月間MVP)は打者賞に読売ジャイアンツ、アレックス・ラミレス外野手、 投手賞に広島東洋カープ、コルビー・ルイス投手の両選手が選ばれました。
5月度の選考は打者、投手部門とも波乱なくスムースな選考となりました。 打者賞は打率(.414)、打点(29)、本塁打(10)で月間の打撃三部門を、安打数(41)まで含めれば 月間の四冠を制したラミレス選手が他の追随を許さず6度目の受賞を決めました。 6度の受賞は歴代最多受賞の7回(山本昌・中日、松井秀喜・巨人、川上憲伸・中日)に次ぎ、 自身の持つ外国人選手最多受賞記録を更新するものでした。 ラミレス選手は昨シーズンの最後の3カ月、7、8、9月度を連続して制するという史上初の偉業を達成しています。 ですから年を跨いでこの5カ月間で実に4度の月間MVPに輝くことになります。 また、同選手は5月度の25試合中、最初の広島戦で無安打に抑えられたものの、その後の24試合全てで安打を記録、 現在も(6月1日時点で)25試合連続安打の継続中です。
投手賞は4勝でルイス投手のほか、東京ヤクルトスワローズ、館山昌平投手、読売ジャイアンツ、西村健太朗投手が並びましたが、 ルイス投手は1敗を記録しているものの月間最多の投球回(45)、阪神タイガース、岩田稔投手(防御率1.09)に次ぐ月間防御率2位(1.60)で、 両投手を凌駕し、また同投手はセ・リーグ6球団が行った5月度の全100試合の中で唯一の完封を記録しています。 広島の僚友・高橋建投手は3勝1敗、防御率1.00で5月31日の楽天戦に臨みましたが5回8失点(自責点6)で、39歳での初栄誉の夢は霧散しました。 ルイス投手は来日一年目で早くも最初の月間MVPです。
選手名 | 球団 | 試合 | 打数 | 安打 | 本塁打 | 打点 | 盗塁 | 打率 |
---|---|---|---|---|---|---|---|---|
ラミレス | (巨) | 25 | 99 | 41 | 10 | 29 | 0 | .414 |
村 田 | (横) | 24 | 88 | 32 | 8 | 22 | 0 | .364 |
新 井 | (神) | 24 | 100 | 36 | 4 | 23 | 0 | .360 |
T・ウッズ | (中) | 25 | 93 | 29 | 10 | 16 | 0 | .312 |
投手名 | 球団 | 試合 | 完投 | 完封 | 勝利 | 敗北 | S | 奪三振 | 投球回 | 自責点 | 防御率 |
---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|
岩 田 | (神) | 5 | 1 | 0 | 2 | 1 | 0 | 25 | 33 | 4 | 1.09 |
ルイス | (広) | 6 | 1 | 1 | 4 | 1 | 0 | 36 | 45 | 8 | 1.60 |
高 橋 | (広) | 5 | 0 | 0 | 3 | 2 | 0 | 22 | 32 | 9 | 2.53 |
館 山 | (ヤ) | 5 | 0 | 0 | 4 | 0 | 0 | 22 | 33.2 | 12 | 3.21 |
西村健 | (巨) | 16 | 0 | 0 | 4 | 0 | 0 | 7 | 18 | 1 | 0.50 |
クルーン | (巨) | 11 | 0 | 0 | 0 | 0 | 9 | 19 | 11.1 | 3 | 2.38 |
岩 瀬 | (中) | 11 | 0 | 0 | 1 | 1 | 7 | 12 | 11 | 5 | 4.09 |
○受賞選手の表彰式はそれぞれ、以下の日程にて行われる予定です。
ラミレス選手 … 6月18日(水)巨人-オリックス戦 (東京ドーム) の試合前
ルイス投手 … 表彰日は未定です
※セントラル野球連盟記念楯
※日本生命保険相互会社より賞金30万円ならびにトロフィー
以上が贈られます。