セ・リーグ6月度の日本生命・月間最優秀選手賞(月間MVP)は打者賞に阪神タイガース・金本知憲外野手、 投手賞に中日ドラゴンズ・川上憲伸投手が選ばれました。
6月のペナントレースは交流戦期間にあたり、月間のゲーム数が少なくなります。 そのなかで、打者賞の金本選手はチームの全17試合に出場、打率(.413)、打点(20)、本塁打(6)の打撃三部門でリーグトップの成績を残しました。 金本選手の月間MVPとなる活躍は交流戦優勝をチームとして最後まで争い、 ペナントレースでは2位中日とのゲーム差を5月末の4.5から6.5に広げることに大きく貢献致しました。 月間最多の安打(29)を放った広島東洋カープ・東出輝裕内野手は.403の高打率を残しました。 東京ヤクルトスワローズの青木宣親外野手も月間最多の6本塁打を記録、また6月の後半の7試合全てに安打を重ね、打率をぐいぐいと引き上げました。 しかし両選手とも僅かに受賞に手が届きませんでした。
投手賞も同様試合数が少なく、月間最多勝は3でした。 川上投手と阪神・上園啓史投手そして広島東洋カープのコルビー・ルイス投手が3勝で並びました。 この3投手の中で川上投手は月間の防御率(1.05)で最も優れていたことが高く評価され、 上園、ルイス両投手を抑え、8度目の受賞を決めたものです。 受賞は逸しましたが川上投手の後輩、吉見一起投手と阪神のクローザー藤川球児投手の活躍も特筆に値するものでした。
金本選手は2005年5月以来、3年ぶり3度目の受賞です。 川上投手は2006年5月以来2年ぶり8度目の受賞。 これはチームの先輩、山本昌投手、読売ジャイアンツに在籍時に松井秀喜選手が記録した7回で並んでいた受賞回数を更新する月間MVP史上最多となります。
選手名 | 球団 | 試合 | 打数 | 安打 | 本塁打 | 打点 | 盗塁 | 打率 |
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金 本 | (神) | 17 | 63 | 26 | 6 | 20 | 0 | .413 |
東 出 | (広) | 18 | 72 | 29 | 0 | 4 | 2 | .403 |
青 木 | (ヤ) | 17 | 70 | 27 | 6 | 17 | 2 | .386 |
アレックス | (広) | 17 | 66 | 24 | 0 | 8 | 2 | .364 |
投手名 | 球団 | 試合 | 完投 | 完封 | 勝利 | 敗北 | S | H | 奪三振 | 投球回 | 自責点 | 防御率 |
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川 上 | (中) | 4 | 0 | 0 | 3 | 0 | 0 | 0 | 28 | 25.2 | 3 | 1.05 |
上 園 | (神) | 4 | 0 | 0 | 3 | 0 | 0 | 0 | 25 | 21.1 | 7 | 2.95 |
ルイス | (広) | 5 | 0 | 0 | 3 | 1 | 0 | 0 | 36 | 33 | 11 | 3.00 |
吉 見 | (中) | 10 | 0 | 0 | 2 | 0 | 0 | 5 | 11 | 16.1 | 1 | 0.55 |
藤 川 | (神) | 9 | 0 | 0 | 1 | 0 | 8 | 0 | 17 | 9 | 1 | 1.00 |
○受賞選手の表彰式はそれぞれ、以下の日程にて行われる予定です。
金本選手 … 7月11日(金)阪神-広島戦 (甲子園) の試合前
川上投手 … 表彰日は未定です
※セントラル野球連盟記念楯
※日本生命保険相互会社より賞金30万円ならびにトロフィー
以上が贈られます。