セ・リーグ7月度の日本生命・月間最優秀選手賞(月間MVP)は打者賞に横浜ベイスターズ・村田修一内野手、 投手賞に読売ジャイアンツ、セス・グライシンガー投手が選出されました。
例年7月はオールスターゲームのために試合数が少なくなるのですが、今年は北京オリンピックの関係からオールスター開催が月末に遅れたため 各チームとも25試合前後のゲームを行いました。 その中で、打者賞には暑さの中で力を発揮する実力者が名前を連ねました。 月間打率でトップに立ったのは月間最多の40安打を放った広島東洋カープの栗原健太内野手で.408、 これを同じく40安打の東京ヤクルトスワローズ・青木宣親外野手が打率.396で追い、 村田選手は11本塁打で読売・A・ラミレス選手の10本を抑え月間最多本塁打、 そのラミレス選手は打点25で村田選手と僚友・小笠原道大選手の24打点を抑えて月間の打点王と言うように、激しい競り合いでした。 村田選手は月間の本塁打王に加え打率、打点でもそれぞれトップの栗原、ラミレス選手に肉薄する好成績だったことが評価されました。
投手賞は3勝を挙げたのが阪神タイガース・安藤優也投手などで、月間最多勝となる4勝を記録したのは グライシンガー投手だけでした。 同投手の27回1/3を投げて自責点3の防御率0.99も月間トップ。 広島・永川勝浩投手は12試合に登板し、2勝0敗、6セーブ、2ホールドで防御率0.00、阪神・藤川球児投手、 ヤクルト・林昌勇投手の月間7セーブも受賞には一歩届きませんでした。
村田、グライシンガー両選手とも2度目の受賞、村田選手はルーキーだった2003年9月以来5年ぶり、 グライシンガー投手は昨年6月に次ぐ受賞となります。
選手名 | 球団 | 試合 | 打数 | 安打 | 本塁打 | 打点 | 盗塁 | 打率 |
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栗 原 | (広) | 25 | 98 | 40 | 6 | 18 | 1 | .408 |
青 木 | (ヤ) | 26 | 101 | 40 | 4 | 15 | 10 | .396 |
村 田 | (横) | 25 | 91 | 36 | 11 | 24 | 0 | .396 |
ラミレス | (巨) | 24 | 95 | 34 | 10 | 25 | 1 | .358 |
小笠原 | (巨) | 24 | 90 | 32 | 8 | 24 | 0 | .356 |
吉 村 | (横) | 24 | 84 | 29 | 6 | 20 | 1 | .345 |
投手名 | 球団 | 試合 | 完投 | 完封 | 勝利 | 敗北 | S | H | 奪三振 | 投球回 | 自責点 | 防御率 |
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グライシンガー | (巨) | 4 | 0 | 0 | 4 | 0 | 0 | 0 | 22 | 27.1 | 3 | 0.99 |
安 藤 | (神) | 4 | 1 | 0 | 3 | 1 | 0 | 0 | 19 | 26 | 4 | 1.38 |
永 川 | (広) | 12 | 0 | 0 | 2 | 0 | 6 | 2 | 14 | 12.2 | 0 | 0.00 |
藤 川 | (神) | 11 | 0 | 0 | 1 | 0 | 7 | 1 | 11 | 11.1 | 1 | 0.79 |
石井裕 | (横) | 14 | 0 | 0 | 0 | 0 | 0 | 8 | 15 | 14 | 3 | 1.93 |
林昌勇 | (ヤ) | 10 | 0 | 0 | 0 | 1 | 7 | 2 | 12 | 9.1 | 2 | 1.93 |
○受賞選手の表彰式はそれぞれ、以下の日程にて行われる予定です。
村田選手 … 8月29日(金)横浜-ヤクルト戦 (横浜) の試合前
グライシンガー投手 … 8月15日(金)巨人-広島戦 (東京ドーム) の試合前
※セントラル野球連盟記念楯
※日本生命保険相互会社より賞金30万円ならびにトロフィー
以上が贈られます。