8月度の日本生命・月間最優秀選手(月間MVP)が下記のとおり決まりました。
打者部門は、快調に首位を走る読売ジャイアンツから阿部慎之助選手、長野久義選手の2選手と、打撃各部門で上位に名前を連ねる東京ヤクルトのラスティングス・ミレッジ選手が有力候補となりましたが、阿部選手が6月度に続き、今シーズン2度目の受賞となりました。
8月度は、本塁打(8本)、打点(27打点)の2部門でリーグトップに立ちました。
必ずしも万全とは言えない体調の中、本職の捕手と一塁の併用で欠場せずに、キャプテンとしてチームを鼓舞しました。
阿部選手の5度目の受賞は、古田敦也氏(元東京ヤクルト)を抜いて、セ・リーグ捕手の最多受賞となります。
読売球団からは5月度・杉内投手を筆頭に4カ月連続【*1】での受賞選手の輩出となり、同一球団からの4カ月連続受賞は2010年(6月度~9月度)の阪神球団以来となります。
【*1】= 投手・打者のいずれかの受賞
投手部門は、中日のエース・吉見一起投手が無四球完封1(8月8日・対広島16回戦)を含む2完投、4勝負けなしの抜群の投球内容で自身2011年9月度以来となる2度目の受賞となりました。
8月度に登板した5試合中、唯一、勝ち星が付かなかった8月1日・対巨人14回戦は、チームが9回裏に同点に追いつかれ引き分け試合となりましたが、吉見投手は6回1失点と勝利投手の権利を得て継投しています。
8月度に与えた四球は僅かに2個(死球0個)で、与四球率0.47【*2】が吉見投手の真骨頂である制球力の素晴らしさを証明しています。
【*2】 1試合に与える四球を「四球数×9回/投球回数」で算出
選手名 | 球団 | 試合 | 打数 | 安打 | 本塁打 | 打点 | 盗塁 | 打率 |
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長野 久義 | (巨) | 27 | 108 | 39 | 1 | 8 | 3 | .361 |
ミレッジ | (ヤ) | 27 | 98 | 35 | 6 | 15 | 2 | .357 |
阿部 慎之助 | (巨) | 27 | 98 | 29 | 8 | 27 | 0 | .296 |
選手名 | 球団 | 試合 | 完投 | 完封 | 勝利 | 敗戦 | S | H | 投球回 | 奪三振 | 自責点 | 防御率 |
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吉見 一起 | (中) | 5 | 2 | 1 | 4 | 0 | 0 | 0 | 38 | 22 | 5 | 1.18 |
内海 哲也 | (巨) | 5 | 1 | 1 | 3 | 0 | 0 | 0 | 34.2 | 21 | 8 | 2.08 |
岩田 稔 | (神) | 5 | 0 | 0 | 3 | 1 | 0 | 0 | 29.1 | 18 | 14 | 4.30 |
*ソ ト | (中) | 4 | 0 | 0 | 3 | 0 | 0 | 0 | 25.1 | 20 | 2 | 0.71 |
* 印=規定投球回未満
◎阿部選手の表彰式は、9月13日(木)巨人-広島(東京ドーム)の試合前に行われる予定です。
吉見投手の表彰式は未定です。
◎各選手には、
☆セントラル野球連盟より記念楯
☆日本生命保険相互会社より賞金30万円ならびにトロフィーが贈られます。