パシフィック、セントラル両リーグが第三者公式表彰として制定しておりますスカパー!ドラマティック・サヨナラ賞 年間大賞(協賛:スカパーJSAT株式会社)の今年度の受賞選手が、パ・リーグは北海道日本ハムファイターズの中田翔選手、セ・リーグは中日ドラゴンズの和田一浩選手に決定いたしました。
スカパー!ドラマティック・サヨナラ賞 年間大賞は、レギュラーシーズンを通じて最もインパクトのあるサヨナラ打を打った選手(セ・パ両リーグの各1選手)に贈られる賞です。「最後の一球まで何が起こるかわからない」と言われる野球というスポーツの象徴的なプレーであるサヨナラ打を称える本賞は、プロ野球公式戦全試合を試合終了まで放送しているスカパー!ならではの賞であり、今シーズン記録されたパ・リーグ25試合、セ・リーグ22試合のサヨナラゲームの中から、「最も劇的な一打」を選出しています。
表彰式は11月に実施を予定しており、受賞両選手にはオリジナルトロフィーと賞金200万円がそれぞれ贈られます。
和田選手は、6月8日(金)の対東北楽天3回戦(ナゴヤドーム)、1対2と1点ビハインドで迎えた9回裏、一死二塁の場面で左翼席に劇的な逆転サヨナラ本塁打を放ちました。
この試合、チームは3回から8回まで無安打という重苦しい試合展開の中、相手球団は1点リードを死守すべく9回から抑え投手を投入し逃げ切りを図りましたが、その作戦を打ち砕き、チームの連敗を「4」で止めるとともに、リーグ首位を奪還する起死回生のサヨナラ打となりました。
和田選手の一打は自身4本目のサヨナラ本塁打で、「逆転」は初となります。また、セ・リーグでは今シーズン唯一の「逆転」サヨナラ本塁打となりました。
中田選手は、4月15日(日)の対東北楽天3回戦(札幌ドーム)、3対3の同点で迎えた9回裏、レフトスタンドへ劇的なサヨナラ本塁打を放ちました。
この試合、チームは3対1と2点リードで迎えた9回表に2点本塁打を浴び同点とされましたが、その直後の9回裏に中田選手が先頭打者で打席に入ると、6球目をライナーでレフトスタンドに運びました。
この一打は、同点に追いつかれたチームを救う起死回生の一発となると同時に、この打席まで16打席ノーヒット、打率も1割を切る状態の中田選手にとっても大きなサヨナラ本塁打となりました。
中田選手は自身初のサヨナラ打となり、今シーズンパ・リーグ初のサヨナラ本塁打となりました。