5月度の日本生命・月間最優秀選手(月間MVP)が下記のとおり決まりました。
打者部門は、チーム打撃成績がリーグトップを誇るヤクルト打線の中にあって、クリーンアップの一角・5番打者に定着した雄平選手が入団12年目での初受賞となりました。 5月度は出場した25試合中19試合で安打を放ち、猛打賞4回を含む13試合でマルチ安打を記録、月間本塁打数は広島・エルドレッド選手(9本)に次ぐ2位、特筆すべきは長打率.646で並居るリーグの強打者を抑えて堂々のリーグ1位となりました。 雄平選手は2002年ドラフト1巡目指名選手の投手として入団し将来を大いに嘱望されましたが、2010年には打者転向に踏み切り野球人生を賭ける決断をしました。 もともと高校時代から打撃センスにも高い評価があり、打者転向5年目の今シーズンは開幕スタメンを掴み、素質が開花しました。 1軍で登板した投手で、その後打者に転向した選手の月間MVPの受賞は、1993年9月度仁村徹選手(中日)以来となります。
投手部門は、巨人・菅野、広島・バリントン両投手と並びハーラーダービーのトップを走る(6月5日現在)横浜DeNA・井納翔一投手がリーグ月間最多勝となる4勝負けなし(1完封含む)の好成績で入団2年目での初受賞となりました。 今シーズンは開幕からローテーションを守り着実に白星を重ね、5月23日(金)対北海道日本ハム1回戦(札幌ドーム)では4安打10奪三振の好投でプロ入り初の完封勝利を達成するなど、今やチームのエース的存在となっています。 チームは5月を2005年以来9年ぶりに13勝12敗で勝ち越し、日本生命セ・パ交流戦も7勝5敗(6月5日現在)と3位タイに付ける上昇ムードにある中、井納投手の右腕が鍵を握っていることは間違いないところです。 横浜からの投手の受賞は2009年4月度受賞の山口俊投手以来となりますが、横浜DeNAとなってからの投手の受賞は球団初となります。
選手名 | 球団 | 試合 | 打数 | 安打 | 本塁打 | 打点 | 盗塁 | 打率 |
---|---|---|---|---|---|---|---|---|
山田 哲人 | (ヤ) | 25 | 113 | 42 | 3 | 19 | 2 | .372 |
雄平 | (ヤ) | 25 | 99 | 36 | 8 | 19 | 4 | .364 |
大島 洋平 | (中) | 25 | 108 | 37 | 0 | 4 | 5 | .343 |
バレンティン | (ヤ) | 24 | 106 | 28 | 7 | 19 | 1 | .326 |
エルドレッド | (広) | 24 | 93 | 26 | 9 | 30 | 0 | .280 |
選手名 | 球団 | 試合 | 完投 | 完封 | 勝利 | 敗戦 | S | H | 奪三振 | 投球回 | 自責点 | 防御率 |
---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|
濱田 達郎 | (中) | 4 | 1 | 1 | 3 | 0 | 0 | 0 | 27 | 25.2 | 4 | 1.40 |
井納 翔一 | (ディ) | 5 | 1 | 1 | 4 | 0 | 0 | 0 | 34 | 36 | 10 | 2.50 |
杉内 俊哉 | (巨) | 5 | 0 | 0 | 3 | 0 | 0 | 0 | 27 | 30.1 | 10 | 2.97 |
前田 健太 | (広) | 5 | 0 | 0 | 3 | 2 | 0 | 0 | 26 | 36 | 12 | 3.00 |
大瀬良 大地 | (広) | 5 | 1 | 0 | 3 | 1 | 0 | 0 | 23 | 32.1 | 12 | 3.34 |
◎雄平選手の表彰式は、6月19日(木) 東京ヤクルト-福岡ソフトバンク戦(神宮)の試合前に行われる予定です。
◎井納投手の表彰式は、6月18日(水) 横浜DeNA-千葉ロッテ戦(横浜)の試合前に行われる予定です。
◎各選手には、
☆セントラル野球連盟より記念楯
☆日本生命保険相互会社より賞金30万円ならびにトロフィーが贈られます。