パシフィック、セントラル両リーグが第三者公式表彰として制定しておりますスカパー!ドラマティック・サヨナラ賞 年間大賞(協賛:スカパーJSAT株式会社、以下「本賞」)の今年度の受賞選手が、パ・リーグは福岡ソフトバンクホークスの松田宣浩選手、セ・リーグは阪神タイガースの福留孝介選手に決定いたしました。
本賞は、レギュラーシーズンを通じて最も劇的なサヨナラ本塁打、またはサヨナラ安打を放った選手(セ・パ両リーグの各1選手)に贈られる賞です。「最後の一球まで何が起こるかわからない」と言われる野球というスポーツの象徴的なプレーであるサヨナラ打を称える本賞は、プロ野球セ・パ両リーグ公式戦全試合、プレイボールからゲームセットまで放送(※トップ&リレー、録画放送を含む)を掲げているスカパー!ならではの賞であり、今シーズン記録されたパ・リーグ35試合、セ・リーグ35試合のサヨナラゲームの中から、「最も劇的な一打」を選出しています。
表彰式は12月に実施を予定しており、受賞両選手にはオリジナルトロフィーと賞金200万円がそれぞれ贈られます。
福留選手は、7月22日(火)甲子園球場で行われた対読売ジャイアンツ14回戦、2対2の同点で迎えた延長12回裏、二死走者なしの場面でライトスタンドにサヨナラ本塁打を放ちました。
この試合、阪神は1点を追う6回に一度は逆転したが、9回表に本塁打で同点とされ、延長に入りました。そして引分終了目前の場面で福留選手が放った一打が、首位攻防3連戦の勝ち越しを決めました。また、この試合を勝利に導いたことが、シーズン終盤までもつれたレギュラーシーズンの順位争いにおいても、最終的にチームが2位となる大きな原動力となりました。
なお、福留選手は8月1日(金)甲子園球場で行われた対横浜DeNAベイスターズ13回戦でも、延長10回裏にサヨナラ安打を記録しています。
松田選手は、10月2日(木)福岡ヤフオク!ドームで行われた対オリックス・バファローズ24回戦、1対1の同点で迎えた延長10回裏、一死満塁の場面で打席に入ると、1ボール2ストライクからの4球目にレフトオーバーのサヨナラ安打を放ちました。
チームのレギュラーシーズン最終戦、勝てば優勝が決まる2位・オリックスとの直接対決となったこの試合は同点のまま延長に入りましたが、松田選手の劇的な一打により、福岡ソフトバンクホークスが3年ぶり16度目のリーグ優勝を決めました。チームの最終戦でサヨナラ勝ちでの自力優勝決定は、プロ野球史上初の快挙となりました。
なお、松田選手は2011年4月17日(日)福岡ヤフードームで行われた対埼玉西武ライオンズ3回戦でのサヨナラ本塁打で2011年度の本賞を受賞以来、2度目の受賞となります。