セントラル、パシフィック両リーグが第三者公式表彰として制定しておりますスカパー!ドラマティック・サヨナラ賞 年間大賞(協賛:スカパーJSAT株式会社、以下「本賞」)の今年度の受賞選手が、セ・リーグは横浜DeNAベイスターズの宮﨑敏郎選手、パ・リーグは埼玉西武ライオンズの栗山巧選手に決定いたしました。
本賞は、レギュラーシーズンを通じて最も劇的なサヨナラ本塁打、またはサヨナラ安打などを放った選手(セ・パ両リーグの各1選手)に贈られる賞です。「最後の一球まで何が起こるかわからない」と言われる野球というスポーツの象徴的なプレーであるサヨナラ打を称える本賞は、プロ野球全12球団公式戦全試合を放送し、ファンのみなさまの胸が熱くなるゲームを最後までお届けしているスカパー!の想いと連動した賞であり、今シーズン記録されたセ・リーグ42試合、パ・リーグ33試合のサヨナラゲームの中から、「最も劇的な一打」を選出しています。受賞両選手にはそれぞれオリジナルトロフィーと賞金200万円が贈られます。
宮﨑選手は、8月22日(火)横浜スタジアムで行われた対広島東洋カープ18回戦、5対5で迎えた9回裏無死走者なしの場面で打席に立ち、左中間へ劇的なサヨナラ本塁打を放ちました。
この試合は、横浜DeNAが、初回に先取点を挙げるものの投手陣が8回までに5失点し、8回を終わって2対5と3点のビハインドのまま9回の攻撃に入ります。9回裏、先頭の柴田選手が安打で出塁し、続く筒香選手が2点本塁打を放ち1点差に迫ると、続くロペス選手にもソロ本塁打が飛び出し、試合を一気に振り出しに戻します。2者連続本塁打の同点で観客の期待が最高潮に達したなか、宮﨑選手に打席が回ると、1ストライクからの2球目を左中間スタンドへ運び、劇的な3者連続本塁打で試合を決めました。宮﨑選手は自身初のサヨナラ打。また、3者連続本塁打でのサヨナラ勝ちは、プロ野球史上初の快挙となります。
栗山選手は、8月17日(木)メットライフドームで行われた対東北楽天ゴールデンイーグルス18回戦、0対0で迎えた9回裏二死一、二塁の場面で代打で出場し、左翼席へ劇的なサヨナラ本塁打を放ちました。
この試合は、埼玉西武・菊池、東北楽天・安樂の両先発投手の好投で終盤まで両チーム無得点。東北楽天は、継投で8回まで無失点で切り抜け、菊池投手も9回を被安打2、無失点で投げ抜き、9回裏を迎えました。埼玉西武は二死無走者から、外崎選手の二塁打、炭谷選手の死球で好機を作ると、代打・栗山選手が2ボール1ストライクからの4球目を左翼席へ打ち返し、チームを5連勝に導きました。埼玉西武は東北楽天と熾烈な順位争いを繰り広げましたが、このサヨナラ本塁打がチームに勢いを与え、最終順位2位となる大きな原動力になりました。栗山選手のサヨナラ打は、今年5月21日(日)福岡ソフトバンク戦でのサヨナラ本塁打に続き通算7本目、代打サヨナラ本塁打はプロ入り16年目で初となります。