セントラル、パシフィック両リーグが第三者公式表彰として制定しておりますスカパー!ドラマティック・サヨナラ賞 年間大賞(協賛:スカパーJSAT株式会社、以下「本賞」)の今年度の受賞選手が、セ・リーグは広島東洋カープの坂倉将吾選手、パ・リーグは千葉ロッテマリーンズの岡大海選手に決定いたしました。
本賞は、レギュラーシーズンを通じて最も劇的なサヨナラ本塁打、またはサヨナラ安打などを放った選手(セ・パ両リーグの各1選手)に贈られる賞です。「最後の一球まで何が起こるかわからない」と言われる野球というスポーツの象徴的なプレーであるサヨナラ打を称える本賞は、プロ野球全12球団公式戦全試合を放送し、ファンのみなさまの胸が熱くなるゲームを最後までお届けしているスカパー!の想いと連動した賞であり、今シーズンは月間「スカパー!サヨナラ賞」の全11プレー中から、初めてファン投票により選出いたしました。受賞両選手にはそれぞれオリジナルトロフィーと賞金200万円が贈られます。
坂倉選手は、9月7日(火)マツダスタジアムで行われた対中日ドラゴンズ18回戦、7対5と2点ビハインドで迎えた9回裏、2死1、2塁の場面で打席に立ち、ライトスタンドへ逆転サヨナラ3点本塁打を放った。
広島東洋は、先発の森下投手が6回途中4失点、2番手以降の投手陣も中日打線を食い止められないまま9回表終了時点で7対3と苦しい状況を迎えていた。しかし、続く9回裏、下位打線の連打により2死1、3塁とチャンスを作り、3番西川選手、4番鈴木誠選手の連続適時打で2点差に追い上げると、2死1、2塁の場面で坂倉選手が打席に立った。本塁打を放てば今シーズン初のサヨナラ勝利となる場面で、カウント2-1から中日の守護神R.マルティネス投手の直球を捉え、打球はそのままライトスタンドへ突き刺さった。この劇的な一打は、自身初となるサヨナラ打になると同時に二桁本塁打を達成した。
岡選手は、10月15日(金)ZOZOマリンスタジアムで行われた対福岡ソフトバンクホークス22回戦、1対1の同点で迎えた9回裏、2死1塁の場面で左中間へサヨナラ2点本塁打を放った。
千葉ロッテは1点を先制された直後の5回裏、加藤選手のソロ本塁打で同点とする。その後、両チームのリリーフ陣が無失点リレーを見せ、1対1のまま試合は最終回の攻防へ。9回表、千葉ロッテ抑えの益田投手が打者3人でしっかりと抑え、裏の攻撃へ全てを託す。9回裏のマウンドには福岡ソフトバンク抑えの森投手。1死から代打、佐藤都選手が四球を選び出塁し、その後2死1塁となった場面で打席には岡選手。3-1からの5球目を捉えた打球は左中間へ伸び、そのままスタンドへ。土壇場での劇的なサヨナラアーチは、激しい首位争いを続けるチームにとって最高の一打となった。また、この試合の勝利で千葉ロッテは2年連続のCS進出を決めた。岡選手は4月21日に続く、今季2本目のサヨナラ本塁打。