セントラル、パシフィック両リーグが第三者公式表彰として制定しておりますスカパー!ドラマティック・サヨナラ賞 年間大賞(協賛:スカパーJSAT株式会社、以下「本賞」)の今年度の受賞選手が、セ・リーグは東京ヤクルトスワローズの丸山和郁選手、パ・リーグはオリックス・バファローズの宗佑磨選手に決定いたしました。
本賞は、レギュラーシーズンを通じて最も劇的なサヨナラ本塁打、またはサヨナラ安打などを放った選手(セ・パ各1名)に贈られる賞です。「最後の一球まで何が起こるかわからない」と言われる野球というスポーツの象徴的なプレーであるサヨナラ打を称える本賞は、プロ野球全12球団公式戦全試合を放送し、ファンのみなさまの胸が熱くなるゲームを最後までお届けしているスカパー!の想いと連動した賞であり、昨年に引き続き、月間「スカパー!サヨナラ賞」の全12プレー中から、ファン投票により選出されました。
受賞両選手にはそれぞれオリジナルトロフィーと賞金200万円が贈られます。
丸山和選手は、9月25日(日)神宮球場で行われた対横浜DeNA24回戦、0対0で迎えた9回裏、一死二塁の場面で左中間へサヨナラ二塁打を放った。
優勝へのマジックナンバーを「2」とした東京ヤクルトとマジック対象チームとの注目の一戦は、両先発の意地がぶつかる投手戦となった。
東京ヤクルト・小川投手が6回を投げ、2安打無失点でマウンドを降りると、横浜DeNA・今永投手は7回を投げ、3安打11奪三振、無失点と両投手とも気迫の投球を見せた。0対0で迎えた9回表、マクガフ投手が3者凡退に抑え流れを引き寄せると、その裏、先頭打者のオスナ選手が内野安打で出塁し、続く中村選手がバントで送り、一死二塁のチャンスを作る。打席には8回途中からライトの守備についた丸山和選手。
1ボールからの2球目を強振すると、打球は左中間を破り、代走の塩見選手が一気にホームイン。
自身初となるサヨナラ安打は、チームのリーグ連覇を決定する一打となった。
宗選手は、9月19日(月)京セラドーム大阪で行われた対福岡ソフトバンク25回戦、同点で迎えた延長10回裏、二死満塁の場面でセンターへサヨナラ安打を放った。
オリックスは吉田正選手の2点本塁打などで3回までに4点リード。しかし4回表に3点を返されると、6回に投手陣が踏ん張り切れず逆転を許してしまう。試合はそのまま進み、1点ビハインドで迎えた9回裏二死一、二塁の場面で、吉田正選手がライトへの同点タイムリーを放ち、試合は延長へ。10回裏、オリックスは無死満塁と絶好のチャンスを作るが、後続が倒れ、二死満塁となる。打席にはこの試合2安打の宗選手。2球目の速球を強振すると打球は二遊間を抜け、サヨナラ適時打となった。
この勝利でチームは首位福岡ソフトバンクとの直接対決に3連勝し、ゲーム差なしに肉薄。リーグ連覇を目指すチームを勢いづける価値ある一打となった。