• セントラル・リーグ
  • 阪神タイガース
  • 広島東洋カープ
  • 横浜DeNAベイスターズ
  • 読売ジャイアンツ
  • 東京ヤクルトスワローズ
  • 中日ドラゴンズ
  • パシフィック・リーグ
  • オリックス・バファローズ
  • 千葉ロッテマリーンズ
  • 福岡ソフトバンクホークス
  • 東北楽天ゴールデンイーグルス
  • 埼玉西武ライオンズ
  • 北海道日本ハムファイターズ
  • 侍ジャパン

日本野球機構オフィシャルサイト

2024年 表彰選手

「2024 スカパー!ドラマティック・サヨナラ賞 年間大賞」受賞選手

 セントラル、パシフィック両リーグが制定するスカパー!ドラマティック・サヨナラ賞 年間大賞(協賛:スカパーJSAT株式会社、以下「本賞」)の今年度の受賞選手が決定いたしました。

 本賞は、レギュラーシーズンを通じて最もインパクトのあるサヨナラ打等を放った選手(セ・パ両リーグの各1選手)に贈られます。選考は昨年に引き続き、月間「スカパー!サヨナラ賞」の全12プレー中から、ファン投票により選出されました。
 受賞両選手にはそれぞれオリジナルトロフィーと賞金200万円が贈られます。

セントラル・リーグ受賞選手

 長岡選手は、7月28日(日)神宮球場で行われた対広島東洋14回戦、3対4の1点ビハインドで迎えた9回裏、二死二、三塁の場面で、左中間へ起死回生の逆転サヨナラ2点適時二塁打を放った。

 東京ヤクルトは、先発・阪口投手が序盤に失点を重ね0対3と劣勢に立たされるも、3回裏に赤羽選手の2点本塁打、5回裏には山田選手のソロ本塁打で同点に追いついた。しかし、6回表にマウンドに上がった大西投手が先頭打者・坂倉選手に本塁打を浴び、再び勝ち越しを許してしまう。その後、打線はチャンスを作るものの決定打を欠き、迎えた9回裏、相手マウンドには広島東洋の守護神・栗林投手。代打・川端選手、山田選手の連打などで二死二、三塁とサヨナラのチャンスを作り、打席に立ったのは長岡選手。ここまで4打数無安打で迎えた打席であったが、初球に狙いを定め振り抜いた打球は、左中間を破る逆転サヨナラ2点二塁打となり、ファン総立ちの劇的な一打で勝利を掴んだ。

パシフィック・リーグ受賞選手

 小川選手は、7月30日(火)ZOZOマリンスタジアムで行われた対埼玉西武12回戦、6対6の同点で迎えた9回裏、二死満塁の場面で、三塁へ意表を突くセーフティバントを敢行し、見事なサヨナラ適時内野安打を決めた。

 この試合、千葉ロッテは1回裏、藤岡選手の適時打、ポランコ選手の2点本塁打で3点を先制するも、直後の2回に同点に追いつかれてしまう。7回表に勝ち越しを許すと、8回表にも追加点を奪われ、点差は2点に広がってしまった。迎えた8回裏、ソト選手の本塁打で1点差にせまると、二死満塁から、藤原選手の二塁への適時打等で、この回3点を奪って逆転に成功する。勝負は決まったかに思われたが、9回表に再び追いつかれ、6対6の同点で9回裏を迎えた。ソト選手の安打、髙部選手の粘りの四球などで二死満塁の好機を作り、打席に入ったのは8回裏に代走から途中出場していた小川選手。初球、埼玉西武の守護神・アブレイユ投手が投球モーションに入ると、小川選手はバントの構えを取る。誰もが意表を突かれた中で、三塁側に見事なバントを決めると、自慢の快足を飛ばし、サヨナラ適時内野安打をもぎ取った。自身初となるサヨナラ打で、取っては取られてのシーソーゲームを制した。