9日、「東日本大震災復興支援ベースボールマッチ supported by KONAMI」に出場するプロ野球台湾代表チームが来日し、 台湾のプロ野球組織・中華職業棒球大連盟(CPBL)から東日本大震災で被災した東北の少年野球チームに対し、野球用具2チーム分が贈呈されました。
CPBLは自らも地震災害を経験した過去から、日本における「還元列車」活動(※下記参照)の実施を希望しました。
本日の贈呈式では、CPBLを代表して林英傑選手(興農ブルズ、元東北楽天)と高国慶選手(統一ライオンズ)から全日本軟式野球連盟の宗像豊巳専務理事へ野球用具が手渡されました。
CPBLは2001年以来、「プロ野球から社会に還元しよう」という主旨のもと、「GIVING BACK EXPRESS(還元列車)」というチャリティー活動を実施しています。 シーズン終了後、所属球団と協力し、野球教室を行うため選手・コーチを台湾国内各地の学校へ派遣するとともに野球道具の寄贈を行っています。
1999年9月に台湾で発生した「集集大地震」は、戦後の台湾において最大の被害をもたらし、死者2400人、崩壊した建物の数は10万戸を超えました。 「還元列車」は、そのプログラム初期の段階において、「野球による復興支援」を最大のテーマとし、校舎、野球道具を失った地域を優先的に訪問しました。 11年間で200を超える学校を訪問し、1000万台湾ドル相当の野球用具を寄贈しています。 金門島、馬祖、澎湖といった離島へまで“線路”を延ばし、「還元列車」は、走り続けています。
2011年3月、東日本大震災発生後、CPBLは募金活動はもとより各球場において「加油日本(がんばれ日本)」の横断幕の掲出、 また選手が「がんばろう!日本」のヘルメットシールを貼ることで、日本に対するサポートを続けてくれています。