5月9日から始まる「日本生命セ・パ交流戦」を前に、両リーグを代表して千葉ロッテ・小林雅英、西岡剛、 オリックス・川越英隆、吉井理人、阪神・赤星憲広、金本知憲、読売・小久保裕紀、矢野謙次の8選手が8日、 神戸新オリエンタルホテルで記者会見し、2年目を向かえた「日本生命セ・パ交流戦」を大いにアピールしました。
山崎武選手は、古巣・中日に対する対抗心をむき出しにし、岩瀬投手もスライダー勝負を予告。 互いに闘争心を見せるなど、4選手の人柄があふれた記者会見となりました。
「日本生命セ・パ交流戦」は昨年同様、各カードにつきホーム2試合・ビジター2試合の4回戦で行われ、各チームの交流戦試合数は24試合となり、 6月22日まで計144試合が予定されています。
過去3年の交流戦でのセ、パ両リーグの通算勝敗は、パ・リーグが3年連続で勝ち越しています。 今年もパ・リーグが勝ち越すのか、それともセ・リーグが雪辱を果たすのか。 普段の公式戦とはひと味違った楽しみ「日本生命セ・パ交流戦」を今年もお楽しみください。
昨年の交流戦では1回目(1回り目)は良かったけど、折り返してから悪かった。長年パ・リーグでやっていた分、欠点も分かられていた。巨人は昨年と違うチーム。去年は(昨年序盤首位だった)中日が交流戦をきっかけに悪くなった。逆にロッテが勢いに乗ったのも交流戦。今年はいいスタートを切ったので、交流戦によって悪くならないようにという危機感がある。(古巣の)ソフトバンクは城島がいたのでやりにくかった。今年はいないので昨年よりは楽しみ。(オリックス戦は)最初が肝心。勝ち越して帰れるようにしたい。
(昨年は)まだまだ駆け出しで周りを見る余裕がなかった。対戦したいのはロッテの渡辺俊介投手。大学の先輩で、シーズンオフは一緒にトレーニングしていたし、お互いの成果を出し合いたい。
(大学時代の小久保選手は)いい先輩でした。大学時代は朝から晩まで練習していた。昨年の(交流戦の)巨人戦は良かったけど、交流戦全体では良くなかった。昨年の分まで勝ちたい。(巨人戦は)小久保さんがポイントになるバッターだと思うので、小久保さんの前に走者を置かないようにしたい。
昨年は開幕1軍にいなかったので、交流戦が開幕戦だった。久しぶりの1軍のマウンドで興奮して、体中の血が燃えるようだった。(対セのイメージ)はヤクルトに3年いて、何となくセ・リーグの攻め方を覚えていた。悪天候も味方して、たまたまうまくいった。パでは予告先発に慣れているので、マスコミのみなさん聞かないでください。ファンには見られない試合が組まれている。一生懸命プレーして盛り上げたい。
(昨年の日本シリーズを)皆さんはショックじゃないかとか、屈辱と言いますが、ぼくの中ではいい肥やしになった。もう一度あの舞台に立ってファンを喜ばせてあげたいし、逆に闘志につながった。自分の中では4連敗から、パワーをもらった。いきなり甲子園で日本シリーズの再現で、わくわくしている。(交流戦に向けて)意気込みたいところですが、手の方をけがしていて今はチームに迷惑だけはかけたくない思いでいっぱい。手が直った時は倍チームにお返しできるように、頑張りたい。
昨年、ロッテには最終的に非常に悔しい思いをした。交流戦のスタートがロッテということで、ぶつかっていくつもりでやりたい。セ・リーグの場合、昨年のドラゴンズが首位を走っていて交流戦で成績を落とした。交流戦で上位に来たチームが最終的にセ・リーグでもパ・リーグでも順位が上位ということから、すごく大事な戦い。交流戦で勢いがつくことでシーズン後半にも勢いがつくということが数字として出ている。そういう交流戦でいい結果が収められれば、いい形で後半戦につながる。
個人的には最初の横浜戦で1-0の試合を壊してしまって失敗した。取り返そうとやった結果が9セーブ。チームも交流戦で優勝して、何10年もチャンピオンになるのを忘れていたチームがアジア一になれた。いい結果を残して、その後のシーズンを戦っていきたい。今年のロッテの戦力も変わっている。受け身にならず、1戦1戦チーム全体で、選手1人1人が力を出し切っていきたい。勝ちで終わらせるのが僕の役目。1点差で金本さんが入ったらヒットまでならOK。赤星は二塁まではいいけど三塁まではいかないで・・・。
小さいころからセ・リーグの試合を見ていて、パ・リーグに自分が入ってセ・リーグと戦えるのが嬉しい。(日本シリーズは)がむしゃらにやっていていたので覚えていない。去年は甲子園でできたことが嬉しかった。甲子園は揺れると聞いていたが、実際に打席で落ち着かなかった。赤星との盗塁王対決?レベルが違うので・・・。赤星さんに見習うところは多いけど、赤星さんと対戦するわけではない。(ライバル宣言で阪神・藤川を挙げことについて)球が速かった。WBCで守っていて安心して守れた。すごいいいピッチャー。直球を待っておいて直球がこないと打てない。勘で打ちたい。