今年で5年目を迎える「日本生命セ・パ交流戦」に向けた発表会見が18日、福岡市内のホテルで開催され、 昨年の日本生命セ・パ交流戦を制し、最優秀選手賞(MVP)に輝いた福岡ソフトバンクの川崎宗則内野手、 ワールド・ベースボール・クラシック(WBC)で活躍した杉内俊哉投手と、 昨年同率の2位となった阪神からは金本知憲外野手、新井貴浩内野手が出席し、激しい火花を散らしました。
2005年(36試合)に打率3割9分3厘、11本塁打、37打点、昨年(24試合)も4割を越す高打率(4割7厘)、7本塁打、29打点で過去2度の日本生命賞を獲得するなど、 まさに『交流戦男』の金本選手は「4年のうち、2度日本生命賞がもらえたので、(交流戦には)いい印象がある」。 パ・リーグの投手の印象について「ダルビッシュ、岩隈、マー君(田中)といい投手が多いので、対戦したい気持ちと、できれば避けたい気持ちが半面と」と言いながらも、 「(交流戦では)大きなホームランが打ちたい」と力強い言葉を口にしました。 新井選手は「ファンの方には、力のあるパの投手との(セの打者との)対戦を楽しみにしてほしい。元気だけでは川崎選手に負けないように頑張りたい」。
一方、地元福岡で阪神を迎え撃つ杉内投手は、昨年阪神戦で新井選手に浴びたサヨナラ安打を悔しがり、 「投げる試合は全部勝ちたい。今年投げる機会があればピンチで新井さんを抑えたい」。 昨年MVPの川崎選手は「明日から全打席ヒットを打ちたい。新井さん、金本さんに負けないような大きな本塁打を打つ」と、意気込みを力強く口にしました。
「日本生命セ・パ交流戦」は、各カードにつきホーム2試合・ビジター2試合の4回戦で行われ、 各チームの交流戦試合数は24試合で、6月21日まで計144試合が予定されています。
過去4年の日本生命セ・パ交流戦での両リーグの通算勝敗は、パ・リーグが4年連続で勝ち越し。 通算成績は、パが360勝、セは348勝(12引き分け)となっています。
今年もパ・リーグが勝ち越し、さらにリードを広げるのか、それともセ・リーグが雪辱を果たすのか。 セ、パのプライドを賭けた戦いも見られる「日本生命セ・パ交流戦」を今年もお楽しみください。