マツダオールスターゲーム2011 開催要項発表記者会見
「マツダオールスターゲーム2011」の開催要項発表記者会見が7日、東京・高輪の品川プリンスホテルで開催され、東北楽天ゴールデンイーグルスの山崎武司選手、東京ヤクルトスワローズの由規投手が、今年のオールスターゲームに賭ける意気込みなどを力強く語りました。
6度目の球宴出場を目指す、42歳のベテラン山崎選手は、第3戦が楽天の本拠地・日本製紙クリネックススタジアム宮城での開催に変更になったことについて、「皆さんの尽力によって仙台で開催することになり、球団も選手も喜んでいた。そういう場を与えてくれたことはうれしいし、楽天の選手が大暴れして、元気、勇気を与えられたらいい」。また、今年の開催地が名古屋、仙台での開催ということもあり「第1、第2の故郷での開催なので何とか出場して活躍したい。4年前のオールスターでも本塁打を打つことができたので、今年も打ちたい」と“予告ホームラン”の発言も飛び出しました。
一方、2年ぶり2度目のオールスター出場を狙う由規投手は、「(仙台開催が)決まった瞬間、出場したいと思った。楽しみです。ファンの皆さんに楽しんでいただくことが一番です。その中でぼくらも楽しめたらいいと思う」。出身地での開催に心を躍らせ、「シーズン中はスピードにはこだわらないが、オールスターでは思う存分投げられると思う。(球速)160キロ?頑張ります」と夢の“100マイル”へ意欲をのぞかせました。
また、山崎選手は由規投手との対戦について、「160キロの速球を打ち返したい」と意欲をのぞかせ、由規投手は「パ・リーグにはいい打者が多いですけれど、ストレートで三振を取りたい」。若者らしく真っ向勝負を挑むことを宣言しました。
今年は、3月11日に東日本大震災が発生し、1万5000人以上の尊い命が奪われ、今もなお8000人以上の方が行方不明。10万人近くの方々が避難生活を送るなど、特別なオールスターゲームとなります。
加藤良三コミッショナーは「夢の球宴、といわれるマツダオールスターゲームで、日本球界が誇る最高のプレーヤーたちが、被災者、被災地の方々はもちろん、この3試合を通じて日本中にスポーツの魅力に加え、夢や希望、そして元気を届けてくれるものと、わたくしは信じております」とあいさつ。また、特別協賛社のマツダ株式会社・高橋良二国内営業本部副本部長も「仙台での開催ということで、例年になく意味深く、夢と希望を与え、ワクワクするようなイベントとなってもらいたい」。スタープレーヤーによる“夢の祭典”に期待を寄せていました。