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SMBC日本シリーズ2014

ニュース

〔パ・リーグ〕 福岡ソフトバンクホークス(3年ぶり15回目出場)

 パ・リーグの優勝を決めたのは最終戦の直接対決だった。

 トップを走り続けた福岡ソフトバンクだが、9月に失速すると2位のオリックスに一気に詰め寄られ、ついに最終戦までもつれこんだ。その試合は1対1のまま延長戦へ突入。10回一死満塁で松田宣浩が左中間へサヨナラ安打を放ち、3年ぶりの優勝を決めた。苦しんでつかんだ栄冠にナインはもちろん、秋山幸二監督も涙し喜んだ。だが、勝負はまだ終わらない。クライマックスシリーズファイナルステージに進んできたのは、リーグ3位の北海道日本ハムだった。チームの大黒柱・稲葉篤紀が引退を表明し、「1日も長くともにプレーを」とさらに団結を深め、チームは勢いに乗っている。

 第1戦は北海道日本ハムの四番・中田翔の一発なども飛び出し、福岡ソフトバンクが1点ビハインドのまま9回へ。すると一死二、三塁のチャンスで吉村裕基が中越えに二塁打を放ち逆転サヨナラ勝ち。追い込まれてから強いのが王者である。しかし第2戦、第3戦ではまさかの連敗を喫してしまう。その間北海道日本ハムの中田はポストシーズンの新記録となる4戦連続本塁打を放っている。負けられない第4戦は初回、福岡ソフトバンク・柳田悠岐の先頭打者本塁打で先制すると、3回に松田が2点適時打を放ち引き離す。プレーオフ、CS最多タイ記録の4安打を放った松田らの活躍で日本シリーズ進出へ王手をかけた。第5戦は4点を先制した福岡ソフトバンクが有利かと思われたが、8回に同点に追いつかれると、延長11回に2点を奪われ逆王手を許す。シーズンと同じく決戦は最終戦までもつれ込んだ。その第6戦。福岡ソフトバンクの先発・大隣憲司が中4日での登板ながら7回無失点の好投を見せると、4回に明石健志の二塁打を皮切りに2点を奪い、5回には細川亨のソロ本塁打が飛び出して、3年ぶりの日本シリーズ進出を決めた。MVPには初戦でサヨナラ打を放ち、チームトップの6打点を挙げた吉村が選ばれた。