覚書
財団法人日本学生野球協会(所属団体・財団法人全日本大学野球連盟、財団法人日本高等学校野球連盟)と日本プロフェッショナル野球組織とは、わが国の野球が、国民に広く愛され、親しまれ、さらに発展していくために、以下の覚書を締結する。
- 日本プロフェッショナル野球組織に加盟する各球団は、日本学生野球憲章および財団法人日本学生野球協会並びにその所属団体である財団法人全日本大学野球連盟、財団法人日本高等学校野球連盟が定める諸規定の趣旨を尊重し、これに違背することがないように行動する。
- 日本プロフェッショナル野球組織は、新人選手選択会議(ドラフト制度)において、大学生および高校生に関する内容を変更する場合には、事前に財団法人日本学生野球協会ならびに財団法人全日本大学野球連盟、財団法人日本高等学校野球連盟に説明し、理解を得るものとする。
- 日本プロフェッショナル野球組織に加盟する各球団は、新人選手獲得活動において、利益供与は一切行わない。このため、日本プロフェッショナル野球組織は、新人選手獲得に関するルール違反行為の類型の明確化とそれに対する制裁について明定する。
- 今後、日本プロフェッショナル野球組織所属の球団による高校生、大学生の勧誘や獲得に関し、プロ・アマの健全な関係を阻害する行為があったとき、またはその恐れがあるときは、財団法人日本学生野球協会を通じて財団法人全日本大学野球連盟、財団法人日本高等学校野球連盟と日本プロフェッショナル野球組織の双方が誠意を持って事実関係を調査し、明らかにした上で、是正措置を講じるとともに、それぞれにおいて当事者(または球団、野球部)に対し、適切な指導、処置を行う。なお、その阻害行為が著しい場合は、処分を行なう。
財団法人 日本学生野球協会
会長 松前達郎
日本プロフェッショナル野球組織
コミッショナー代行 根來泰周