パシフィック野球連盟
オーナー懇談会議長 島田亨
理事長 井上智治
東日本大震災により、尊い生命を失われた方々に深く哀悼の意を表しますとともに、被災されました皆様に心からのお見舞いを申し上げます。
また、全力を挙げて復旧作業に携われている皆様に深く敬意を表しますとともに、被災地域の一日も早い復興を心から願っております。
このたびの東日本大震災による打撃は、直接の被災地の被害は甚大であり、更には、被災地のみならず、日本の国が大きな影響を受け、また、国民の一人ひとりが、深く心を傷めるところとなりました。
重ねて、福島の原子力発電所では、日本の歴史上初めての重大事故が発生、東北地方のみならず関東地方においても計画停電が実施中であり、東北・関東地域に居住される皆様に大きな影響が生じています。
そうした非常事態に際し、パシフィック野球連盟は、パ・リーグ・オーナー会議、理事会の合同会議を開催し、多方面から協議しました。
その結果、プロ野球が社会的公共財であることをいま一度十分に認識したうえで、プロ野球を応援して下さる皆様、ひいては、国民の皆様のご理解を得られるために、政府、監督官庁の指示に従いながら、プロ野球としてできることを粛々と行い、前へ進むことを確認しました。
セ・リーグと連携を取りながら、プロ野球全12球団の協力のもと、本年度の連盟選手権試合、交流戦、クライマックスシリーズ、オールスター戦、日本シリーズを開催できるよう全力で取り組みます。
これまでのシーズンとは異なり、試合日程が極めて厳しい状況にあり、試合日程変更等、ファンの皆様、報道はじめ関係各所にご不便をおかけするやもしれませんが、深くご理解のほど、お願い申し上げます。
以上を踏まえ、パシフィック・リーグ連盟選手権試合の実施にあたり、パシフィック・リーグ及び所属6球団は、日程編成等、細部の調整に入りました。
年度連盟選手権試合は、4月12日に開幕します。
開幕後は、監督、コーチ、選手ともども被災者の皆様、被災地域の皆様、国民の皆様の励ましになるように、リーグをあげて、全力でプレーを尽くす所存です。
最後に、パシフィック・リーグ及び所属6球団は、東日本大震災により被害を受けられました皆様に心からお見舞い申し上げますとともに、一日も早い復興を心から願っております。
以上