全国中日ドラゴンズ私設応援団連合(以下「連合」といいます)に加盟する4団体(ドラゴンズ愛好会、ナゴヤドラゴンズ会、名古屋龍会、北陸ドラゴンズ応援団。以下「4団体」といいます)からプロ野球12球団(「以下12球団」といいます)宛に提出され、プロ野球暴力団等排除対策協議会(以下「対策協議会」といいます:日本野球機構と12球団及び全球場等で組織する協議会)に提出された、特別応援許可規程に基づく特別応援許可申請について、対策協議会は、本年1月27日、オールスターゲーム前まで「保留」とし、対策協議会が求めていた改善が認められなければ「不許可」とする旨決定しておりましたが、以下のとおり改善が認められなかったことから当該特別応援許可申請は許可されないこととなりました。
対策協議会での協議に基づき、社団法人日本野球機構(以下「野球機構」といいます)と日本プロフェッショナル野球組織(以下「NPB」といいます)は、2008年3月27日付で、連合加盟団体のうち、名古屋白龍会(以下「白龍会」といいます)の団員のうち、平成18年度から平成20年度までの間に特別応援許可申請書に記載された団員に対する販売拒否対象者指定及び応援不許可、竜心会グループの応援不許可を通知しました。
これらの通知を受けた応援団及び応援団員らが、これらを違法として12球団と野球機構、NPBを相手どり提起した訴訟では、名古屋高等裁判所が応援団側の請求を全面的に退け、2013年2月14日の最高裁判所の上告棄却決定により、上記の応援団側全面敗訴の高裁判決が確定しました。
この最高裁決定を受け、2013年7月5日開催の対策協議会において、4団体に対して、白龍会、竜心会グループの連合からの脱退、連合組織の役員刷新、活動内容の抜本的な見直し、その結果を明確に示すこと、の改善を求める旨の決議がなされました。
ところが、これらの事項が履行されていないことから、2014年1月27日開催の対策協議会において、
(1)4団体の応援許可をオールスターゲーム前まで「保留」とし、その間の応援はできないこと、
(2)オールスターゲーム前までに2013年7月5日付対策協議会決定に基づく改善が認められなければ、4団体の特別応援許可申請を許可しないこと、等が全会一致で決定されました。
期限までに決定内容に沿った改善報告がなされなかったため、特別応援許可申請を許可しないことになりました。