小学校の教員を対象とした「ベースボール型」指導者講習会が8日、西武ドームで行われました(後援=文部科学省)。平成23年度から全面実施された学習指導要領においてバットとボールを使った球技「ベースボール型」が、全国の小中学校の体育授業で必修化となったことを受け、日本プロ野球選手会の協力のもと、日本野球機構が開始したものです。
今年で3年目となる講習会は、学校現場の先生に「投げる・捕る・打つ」の基本動作の指導方法を学んでいただくとともに、簡素化したベースボール型ゲームの行い方について共有いただくことを目的としています。
講習会には関東各地の小学校から169名の教員が参加。プロ野球OB選手の岡村隆則氏(元西武)、宮本和知氏(元読売)、田口壮氏(元オリックス)、宮本慎也氏(元東京ヤクルト)ら9名の講師の指導に熱心に耳を傾けました。
今回のプログラムは「模擬指導」と「実技指導」から成り、「模擬指導」では講師による西東京市立谷戸第二小学校の児童への実際の授業の様子を見学。続いて「実技指導」では、受講者自らが体を動かし「ベースボール型」球技の楽しさを体験しながら、基本技能の指導方法と簡易化したゲームのルールを学びました。
閉会式では、講師を務めたOB9選手それぞれが異口同音に「講習会で得た知識・経験をいかして、野球の素晴らしさを子供たちに伝えていただきたい」とあいさつしました。