5月度の日本生命・月間最優秀選手(月間MVP)が決まりました。 打者賞は阪神タイガースの金本知憲選手が9年ぶり2度目、 投手賞には広島東洋カープの黒田博樹投手が、広島投手としても、4年ぶりとなる、通算2度目の受賞を果たしました。
金本選手は5月に行われた阪神の全26試合に出場、月間最多となる38安打を放ち、 打率.404の月間首位打者、阪神打線のクリンアップとしてチームをけん引したことが高く評価されました。
この金本選手と最後まで受賞を争ったのは横浜ベイスターズの主砲、多村仁選手でした。 多村選手は読売ジャイアンツ・小久保裕紀選手と並ぶ11本塁打で月間の本塁打王、打率、打点でも好成績を挙げましたが金本選手に僅かに及びませんでした。
投手賞の黒田投手は5月31日の対ロッテ戦に先発、134球の完投で挙げた今季7勝目は月間最多となる4勝目。 この熱投が3勝で並んでいたライバル達との受賞争いに決着をつけることとなりました。 黒田投手は完投数(3)、投球回(42イニング)、奪三振(34)でも月間のリーダー、防御率(2.14)はトップのヤクルトスワローズ・川島亮投手の1.19に次ぐもので結果として見れば順当なものでした。 5月を15勝10敗で乗り切り、一気にセ・リーグの首位戦線をうかがうヤクルトの投手陣川島、石井弘寿投手らの活躍も高く評価されたことを記しておきます
選手名 | 球団 | 試合 | 打数 | 安打 | 本塁打 | 打点 | 盗塁 | 打率 |
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金 本 | (神) | 26 | 94 | 38 | 8 | 29 | 0 | .404 |
ラロッカ | (広) | 24 | 90 | 34 | 7 | 17 | 0 | .378 |
多 村 | (横) | 23 | 85 | 31 | 11 | 26 | 0 | .365 |
今 岡 | (神) | 26 | 99 | 31 | 6 | 33 | 0 | .313 |
小久保 | (巨) | 25 | 95 | 28 | 11 | 23 | 0 | .295 |
投手名 | 球団 | 試合 | 完投 | 完封 | 勝利 | 敗北 | 奪三振 | 投球回 | 自責点 | 防御率 |
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川 島 | (ヤ) | 4 | 1 | 1 | 3 | 1 | 25 | 30.1 | 4 | 1.19 |
黒 田 | (広) | 5 | 3 | 0 | 4 | 1 | 34 | 42 | 10 | 2.14 |
井 川 | (神) | 4 | 1 | 1 | 3 | 0 | 28 | 29 | 8 | 2.48 |
門 倉 | (横) | 5 | 1 | 0 | 3 | 1 | 31 | 36.1 | 11 | 2.72 |
投手名 | 球団 | 試合 | 完投 | 完封 | 勝利 | 敗北 | セーブ | 投球回 | 自責点 | 防御率 |
石 井 | (ヤ) | 12 | 0 | 0 | 1 | 0 | 6 | 17 | 0 | 0.00 |
下 柳 | (神) | 4 | 0 | 0 | 3 | 0 | 0 | 23 | 3 | 1.17 |
金本選手の表彰式は6月21日(火)阪神-中日戦(大阪ドーム)の試合前に行います。
黒田投手の表彰日は未定です。
※セントラル野球連盟記念楯
※日本生命保険相互会社より賞金30万円ならびにトロフィー
以上が贈られます。