2005年シーズンの最後を飾る9月度の日本生命月間最優秀選手賞(月間MVP)は去る9月29日、
2年ぶり5度目のリーグ優勝を果たした阪神タイガース勢が投打の両賞を独占しました。
打者賞が今岡誠選手、投手賞には下柳剛投手が選ばれました。
今岡選手は9月度チーム全21試合に出場、打率 .303、6本塁打、30打点の好成績でした。 今岡選手と受賞を競った読売ジャイアンツの小久保裕紀選手、中日ドラゴンズの福留孝介選手はそれぞれ、小久保選手が月間の打率(.400)で、 福留選手が月間の安打数と同本塁打でリーグをリードしましたが、ペナント・レースの最後でライバル中日に競り勝ったタイガースで月間30打点という頭抜けた今岡選手の活躍が受賞争いに決着をつけました。
投手賞は4勝を挙げた下柳投手と同じく4勝の中日のルーキー中田賢一投手、3勝(2敗)ながらその全てを完投(1完封を含む)で記録した広島東洋カープの黒田博樹投手が有力候補に挙がりました。 この中で下柳投手は阪神の月間勝利16のうちの4分の1にあたる4勝を記録、かつ抜群の防御率0.65でライバル達に競り勝ちました。
今岡選手は2年ぶり3度目の受賞、3度の受賞はいずれもタイガース選手が投打の両MVPを受賞した時です。 下柳投手はセ・リーグでは初めて、日本ハムファイターズ在籍時の2000年8月に受賞して以来5年ぶり通算2度目の受賞となります。
選手名 | 球団 | 試合 | 打数 | 安打 | 本塁打 | 打点 | 盗塁 | 打率 | MEP |
---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|
小久保 | (巨) | 22 | 80 | 32 | 7 | 15 | 0 | .400 | 1 |
福 留 | (中) | 24 | 87 | 33 | 8 | 25 | 1 | .379 | 4 |
今 岡 | (神) | 21 | 76 | 23 | 6 | 30 | 0 | .303 | 5 |
投手名 | 球団 | 試合 | 完投 | 完封 | 勝利 | 敗北 | 奪三振 | 投球回 | 自責点 | 防御率 | MEP |
---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|
下 柳 | (神) | 5 | 0 | 0 | 4 | 0 | 14 | 27.2 | 2 | 0.65 | - |
黒 田 | (広) | 5 | 3 | 1 | 3 | 2 | 35 | 41 | 9 | 1.98 | - |
中 田 | (中) | 4 | 0 | 0 | 4 | 0 | 29 | 29.2 | 7 | 2.12 | 2 |
投手名 | 球団 | 試合 | 完投 | 完封 | 勝利 | 敗北 | セーブ | 投球回 | 自責点 | 防御率 | MEP |
藤 川 | (神) | 15 | 0 | 0 | 3 | 0 | 1 | 16 | 5 | 2.81 | - |
今岡、下柳両選手の表彰日は未定です。
※セントラル野球連盟記念楯
※日本生命保険相互会社より賞金30万円ならびにトロフィー
以上が贈られます。