6月度の日本生命・月間最優秀選手(月間MVP)の受賞者が決まりました。 打者賞は読売ジャイアンツ・高橋由伸選手、投手賞は東京ヤクルトスワローズ、S・グライシンガー投手でした。
高橋由選手は通算5回目の受賞です。グライシンガー投手は初めての受賞となります。
交流戦のため試合数が少なくなった6月度ですが、高橋由選手は19試合で月間最多の29安打を放ち月間首位打者となる打率4割8厘の高打率、本塁打も8本で月間のトップタイの成績を残し、昨年苦戦した交流戦に今年は大きく勝ち越したチームをリードオフヒッターとして文字通りリードしました。 高橋由選手を追ったのは、李承ヨプ選手に代わってクリンアップに座った僚友・阿部慎之助選手。8本塁打、22打点の月間2冠の活躍でしたが、及びませんでした。 高橋由選手は1999年から、2003年までの5年間に4度本賞を受賞していましたが、今回は4年ぶりの月間MVP復活となりました。
投手賞は、グライシンガー投手のほか、読売の高橋尚成投手が月間4勝を挙げ、両投手が激しく受賞を競いました。 グライシンガー、高橋尚両投手の成績は合い拮抗、防御率で優れる高橋尚投手に対し、グライシンガー投手は投球回で上回るという、甲乙付け難い状況でグライシンガー投手の被打率が2割3分4厘(106打数25被安打)に対し、高橋尚投手のそれが2割6分2厘(103打数27安打)だったこと、低迷したチームに6月度の勝ち越しをもたらしたグライシンガー投手の健投が評価されました。 このほか月間3勝を記録した、横浜ベイスターズ・三浦大輔投手、広島東洋カープ・黒田博樹投手、中日ドラゴンズ・川上憲伸投手らはいずれも2敗を記録、受賞に届きませんでした。
選手名 | 球団 | 試合 | 打数 | 安打 | 本塁打 | 打点 | 盗塁 | 打率 | MEP |
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高橋由 | (巨) | 19 | 71 | 29 | 8 | 18 | 0 | .408 | - |
青 木 | (ヤ) | 18 | 70 | 26 | 3 | 11 | 1 | .371 | - |
阿 部 | (巨) | 18 | 68 | 23 | 8 | 22 | 0 | .338 | - |
金 本 | (神) | 17 | 68 | 19 | 4 | 19 | 0 | .279 | - |
投手名 | 球団 | 試合 | 完投 | 完封 | 勝利 | 敗北 | 奪三振 | 投球回 | 自責点 | 防御率 | MEP |
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三 浦 | (横) | 5 | 1 | 0 | 3 | 2 | 34 | 35.1 | 5 | 1.27 | - |
高橋尚 | (巨) | 4 | 0 | 0 | 4 | 0 | 20 | 27.1 | 6 | 1.98 | - |
グライシンガー | (ヤ) | 4 | 0 | 0 | 4 | 0 | 24 | 29 | 8 | 2.48 | - |
黒 田 | (広) | 5 | 2 | 0 | 3 | 2 | 20 | 37 | 16 | 3.89 | - |
川 上 | (中) | 5 | 0 | 0 | 3 | 2 | 33 | 31.2 | 18 | 5.12 | - |
高橋由選手の表彰式は7月10日(火)巨人-阪神戦(東京ドーム)の試合前に行います。
グライシンガー投手の表彰日は未定。
※セントラル野球連盟記念楯
※日本生命保険相互会社より賞金30万円ならびにトロフィー
以上が贈られます。