7月度の日本生命・月間最優秀選手(月間MVP)が決まりました。 打者賞は東京ヤクルトスワローズのA・ラミレス選手、投手賞は横浜ベイスターズの三浦大輔投手でした。
オールスターゲームのために試合数が少なくなる7月度、ラミレス選手はオールスターゲームまでに行われた14試合で、9勝5敗と好調に走ったヤクルトをそのバットで牽引しました。 1試合1.6安打以上に相当する34安打(21試合)を放ち、打率(3割8分6厘)、本塁打(7)、打点(22)はいずれもリーグトップの月間の三冠王でした。 オールスターゲーム明け、チームは一転1勝6敗と大スランプに陥りました。 ラミレス選手のバットも静かになりました。 しかし、ラミレス選手は打率部門での阪神タイガースの赤星憲広選手の猛迫を僅差(6毛差)でかわし、打撃三部門を制したことが高く評価されました。
一方、三浦投手は4試合に登板、阪神タイガース・ジャン投手、中日ドラゴンズ朝倉健太投手とならび月間の最多勝となる3勝(1敗)を挙げ、防御率1.39もトップの好成績でした。 4試合のうち2試合は完投(2完封)で、投球回は32.1に達してリーグトップ。勝利数で並んだ2投手は完投ゼロで、ここで両投手を圧倒しました。 また、三浦投手は6月度、最後の登板(30日の対阪神戦)の3回以降、そして7月度最初の2試合、7日の広島戦、13日のヤクルト戦を連続で完封、18日の広島戦も8回まで零封して降板、そして27日の阪神戦に先発して4回まで相手に1点も許さず、球団記録となる35イニングス連続無失点を達成いたしました。 阪神・藤川球児投手の10セーブ、防御率0.00も出色でしたが惜しくも受賞を逸しました。
ラミレス選手は2004年9月以来3年ぶり3度目の受賞、三浦投手は2005年以来2年ぶり同じく3回目の受賞となります。
選手名 | 球団 | 試合 | 打数 | 安打 | 本塁打 | 打点 | 盗塁 | 打率 |
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ラミレス | (ヤ) | 21 | 88 | 34 | 7 | 22 | 0 | .386 |
赤 星 | (神) | 21 | 70 | 27 | 0 | 5 | 4 | .386 |
新 井 | (広) | 21 | 85 | 26 | 4 | 18 | 0 | .306 |
金 本 | (神) | 21 | 76 | 20 | 7 | 13 | 1 | .263 |
T・ウッズ | (中) | 20 | 67 | 17 | 7 | 13 | 1 | .254 |
投手名 | 球団 | 試合 | 完投 | 完封 | 勝利 | 敗北 | S | 奪三振 | 投球回 | 自責点 | 防御率 |
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三 浦 | (横) | 4 | 2 | 2 | 3 | 1 | 0 | 21 | 32.1 | 5 | 1.39 |
ジャン | (神) | 5 | 0 | 0 | 3 | 0 | 0 | 9 | 24.1 | 7 | 2.59 |
朝 倉 | (中) | 4 | 0 | 0 | 3 | 1 | 0 | 13 | 27 | 10 | 3.00 |
藤 川 | (神) | 13 | 0 | 0 | 0 | 0 | 10 | 18 | 15.2 | 0 | 0.00 |
ラミレス選手の表彰式は8月7日(火)ヤクルト-横浜戦(神宮)の試合前に行います。
三浦投手の表彰式は8月11日(土)横浜-阪神戦(横浜)の試合前に行います。
※セントラル野球連盟記念楯
※日本生命保険相互会社より賞金30万円ならびにトロフィー
以上が贈られます。