6月度の日本生命・月間最優秀選手(月間MVP)が下記のとおり決まりました。
打者部門は、日本生命セ・パ交流戦のチーム初優勝の勢いをそのままに好調を維持する、読売ジャイアンツの攻守の要・阿部慎之助選手が、自身2010年6月度以来4度目の受賞となりました。選考に際しては、打率(.397)、安打数(29本)の月間2部門でトップとなった広島・岩本貴裕選手と激しく争いましたが、月間リーグトップとなった出塁率(.434)をはじめ、打撃成績の各部門で上位に名を連ね、勝利を引き寄せる勝負強い打撃が光った阿部選手に決まりました。セ・リーグ捕手における4度目の受賞は、古田敦也(元東京ヤクルト)と並んで、捕手のリーグ最多受賞タイとなります。
投手部門は、広島投手陣の両輪・前田健太投手と大竹寛投手の一騎打ちとなりました。両投手とも4勝負けなしの抜群の成績で、6月度を9勝8敗2分と勝ち越したチームにあって、実にチーム月間勝利の大半となる8勝をこの両輪が挙げました。選考の結果、投球回数、奪三振、自責点、防御率の全てで大竹投手を上回り、惜しくも引き分けとなった6月8日ソフトバンク戦も1失点完投で、月間5勝の可能性もあった前田健投手が自身2010年5月度以来2度目の受賞となりました。広島の若きエースは今シーズン、4月にはノーヒットノーランの快投を演じ、その投球にますます磨きがかかります。
選手名 | 球団 | 試合 | 打数 | 安打 | 本塁打 | 打点 | 盗塁 | 打率 |
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岩本 貴裕 | (広) | 19 | 73 | 29 | 3 | 13 | 0 | .397 |
天谷 宗一郎 | (広) | 19 | 75 | 28 | 1 | 8 | 3 | .373 |
石川 雄洋 | (ディ) | 20 | 80 | 28 | 0 | 9 | 3 | .350 |
阿部 慎之助 | (巨) | 20 | 71 | 24 | 6 | 17 | 0 | .338 |
バレンティン | (ヤ) | 15 | 50 | 13 | 8 | 22 | 0 | .260 |
選手名 | 球団 | 試合 | 完投 | 完封 | 勝利 | 敗戦 | S | H | 投球回 | 奪三振 | 自責点 | 防御率 |
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前田 健太 | (広) | 5 | 1 | 0 | 4 | 0 | 0 | 0 | 38 | 30 | 4 | 0.95 |
内海 哲也 | (巨) | 4 | 1 | 1 | 2 | 1 | 0 | 0 | 28 | 21 | 4 | 1.29 |
岩田 稔 | (神) | 3 | 0 | 0 | 2 | 1 | 0 | 0 | 20 | 12 | 3 | 1.35 |
大竹 寛 | (広) | 4 | 0 | 0 | 4 | 0 | 0 | 0 | 25.1 | 17 | 5 | 1.78 |
◎阿部選手の表彰式は、7月12日(木)巨人-広島(東京ドーム)の試合前に行われる予定です。
前田健投手の表彰式は未定です。
◎各選手には、
☆セントラル野球連盟より記念楯
☆日本生命保険相互会社より賞金30万円ならびにトロフィーが贈られます。