5月度の日本生命・月間最優秀選手(月間MVP)が下記のとおり決まりました。
打者部門は、開幕から巧みなバットコントロールで安打を量産する中日ドラゴンズ・エクトル・ルナ選手が、
出場23試合中21試合で安打を放ち(うち18試合連続安打・前月からは23試合連続安打)、月間4割を超える高打率をマークし、
リーグ唯一月間を勝ち越したチームを牽引する阪神・新井貴浩選手などを抑え、来日1年目にして堂々の初受賞となりました(中日からの打者の受賞は、2012年5月度受賞のブランコ選手(現・横浜DeNA)以来)。
ルナ選手は、3、4月度も打率.398(45安打)をマークし、5月終了時点でも通算4割をキープして首位打者を快走。
広角に打ち分ける打撃だけではなく、堅実な守備と常に前の塁を狙う積極果敢な走塁で、早くもチームの中心選手となっています。
過去、日本で活躍した外国人打者の多くは、来日当初は日本人投手の投球に手を焼く時期があるものですが、ルナ選手にはその心配は必要ないと思わせる活躍ぶりです。
投手部門は、首位巨人を猛追する阪神タイガースのエース・能見篤史投手が3勝負けなしの好成績で、自身2011年10月度以来3度目の受賞となりました。
5月最初の登板となった首位攻防3連戦の初戦(6日(祝)対巨人戦(東京ドーム))では2失点完投、プロ入り初本塁打を放つ投打の活躍で、このカード3連勝となるチームに勢いを付けました。
月間防御率こそ3点台でしたが、これは19日(日)対埼玉西武戦での5回5失点(味方打線の援護により勝利投手)が影響したもので、他3試合は全て7回以上を投げ、2失点以内に抑える安定した投球内容が評価されました。
能見投手の過去2度の受賞は、いずれもシーズンの最終月に受賞しておりましたが、今回、シーズン序盤でのエースの受賞は、今後のチーム成績にも弾みが付くことでしょう。
選手名 | 球団 | 試合 | 打数 | 安打 | 本塁打 | 打点 | 盗塁 | 打率 |
---|---|---|---|---|---|---|---|---|
ルナ | (中) | 23 | 87 | 35 | 3 | 13 | 2 | .402 |
新井 貴浩 | (神) | 23 | 83 | 31 | 6 | 21 | 2 | .373 |
ブランコ | (ディ) | 22 | 77 | 28 | 6 | 23 | 0 | .364 |
マートン | (神) | 23 | 90 | 30 | 2 | 11 | 1 | .333 |
中村 紀洋 | (ディ) | 22 | 84 | 28 | 4 | 17 | 0 | .333 |
選手名 | 球団 | 試合 | 完投 | 完封 | 勝利 | 敗戦 | S | H | 奪三振 | 投球回 | 自責点 | 防御率 |
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前田 健太 | (広) | 5 | 1 | 0 | 3 | 2 | 0 | 0 | 34 | 34 | 8 | 2.12 |
菅野 智之 | (巨) | 4 | 0 | 0 | 2 | 0 | 0 | 0 | 30 | 29.2 | 8 | 2.43 |
メッセンジャー | (神) | 5 | 1 | 1 | 3 | 2 | 0 | 0 | 24 | 33 | 9 | 2.45 |
大竹 寛 | (広) | 4 | 0 | 0 | 3 | 1 | 0 | 0 | 19 | 27.1 | 8 | 2.63 |
能見 篤史 | (神) | 4 | 1 | 0 | 3 | 0 | 0 | 0 | 24 | 28.1 | 10 | 3.18 |
◎ルナ、能見両選手の表彰式は、現在未定です。
◎各選手には、
☆セントラル野球連盟より記念楯
☆日本生命保険相互会社より賞金30万円ならびにトロフィーが贈られます。