7月度の日本生命・月間最優秀選手(月間MVP)が下記のとおり決まりました。
打者部門は、読売ジャイアンツ・村田修一選手が2008年7月度以来(横浜ベイスターズ時代)、自身3度目の受賞となり、読売球団に入団してからの初受賞となりました。7月度に出場した20試合で安打がなかったのは僅かに2試合、18試合で安打を放ちマルチ安打8回(うち猛打賞2回)を記録しました。開幕から放った殊勲安打は11試合で、そのうち5試合はこの7月に集中し勝負強い打撃を発揮、自身初となる月間打率4割を超える成績で受賞に花を添えました。今シーズンのセ・リーグは外国人打者の活躍が目覚ましく、常に打撃10傑の上位を占め、開幕からの同賞は全て外国人打者が受賞していましたが、村田選手が日本人打者の意地を見せてくれました。
投手部門は、阪神タイガースのランディ・メッセンジャー投手が4勝負けなしの好成績を収め、月間最多奪三振となる力強い投球を披露し、来日4年目での初受賞となりました。阪神球団からは3カ月連続(5、6月度=能見投手)での投手部門の受賞となり、これは2003年5~7月度(伊良部、井川、井川)以来、同球団3度目(リーグ最多、ほか中日球団1度)となります。広島のエース・前田健太投手と東京ヤクルトのルーキー・小川泰弘投手が3勝で追走しましたが、今シーズン、セ・リーグ初の月間4勝が決め手となったメッセンジャー投手に軍配が上がりました。早くも10勝を挙げ、来日2年目からの3年連続2桁勝利を記録し、自己最高の12勝は確実にクリアされると思われます。
選手名 | 球団 | 試合 | 打数 | 安打 | 本塁打 | 打点 | 盗塁 | 打率 |
---|---|---|---|---|---|---|---|---|
村田 修一 | (巨) | 20 | 69 | 28 | 4 | 20 | 0 | .406 |
モーガン | (ディ) | 22 | 87 | 31 | 4 | 20 | 0 | .356 |
ブランコ | (ディ) | 22 | 89 | 31 | 6 | 29 | 0 | .348 |
バレンティン | (ヤ) | 20 | 60 | 18 | 9 | 19 | 0 | .300 |
選手名 | 球団 | 試合 | 完投 | 完封 | 勝利 | 敗戦 | S | H | 奪三振 | 投球回 | 自責点 | 防御率 |
---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|
藤井 秀悟 | (ディ) | 3 | 2 | 1 | 2 | 0 | 0 | 0 | 15 | 24.2 | 3 | 1.09 |
前田 健太 | (広) | 4 | 0 | 0 | 3 | 1 | 0 | 0 | 25 | 29 | 7 | 2.17 |
小川 泰弘 | (ヤ) | 3 | 1 | 1 | 3 | 0 | 0 | 0 | 20 | 23.2 | 6 | 2.28 |
メッセンジャー | (神) | 5 | 1 | 0 | 4 | 0 | 0 | 0 | 33 | 33.1 | 9 | 2.43 |
◎村田修一選手の表彰式は、8月13日(火)巨人-横浜DeNA戦(東京ドーム)の試合前に行われる予定です。
メッセンジャー投手の表彰式は、現在未定です。
◎各選手には、
☆セントラル野球連盟より記念楯
☆日本生命保険相互会社より賞金30万円ならびにトロフィーが贈られます。